昨年不良債権25兆、STXと東洋が影響 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2014022810412436182 国内銀行の不良債権が、昨年25兆ウォンを超えた。STX、双龍(サンヨン)建設など造船・建設大企業を中心に
不良与信が拡大した影響だ。
28日金融監督院が出した'2013年国内銀行不良債権現況'報告書によれば、国内銀行18行の不良債権(3ヶ月
以上延滞基準)額は、昨年25兆5000億ウォンに達した。1年前に比べ7兆ウォン増え、全貸し出しに不良債権が
占める比率は1.77%で0.44%ポイント上昇した。金融監督院が提示した年末目標1.49%を大きく上回る。
不良債権は主に企業与信で発生した。企業与信不良は昨年末現在22兆4000億ウォンで、1年前に比べ7兆
3000億ウォン増加した。不良債権比率は2.36%で0.7%ポイント上昇した。造船・建設など景気敏感業種で巨額の
不良が拡大した影響だ。STX、双龍建設など大企業の不良債権が増えたために、大企業不良債権比率は1.25%
から2.82%へ、1年間で1.57%ポイントも上昇した。家計与信とクレジットカード債権の不良額は、それぞれ2兆9000億
ウォンと2000億ウォンで、前年比で3000億ウォンと1000億ウォン減少した。
新規発生不良債権は31兆3000億ウォンで、前年比6兆9000億ウォン増えた。STX系列が2兆6000億ウォン、城東、
デサン、SPPの造船3社が3兆3000億ウォン、双龍建設が6000億ウォン、慶南(キョンナム)建設と東洋系列で各
5000億ウォンの不良債権が発生した。
金融監督院関係者は"昨年不良債権比率が増加したのは、中小造船会社の潜在不良が現実化したほか、STX、
東洋、双龍建設、慶南企業など大企業の巨額新規不良が発生した影響"として、"出資転換などで財務構造を
明確に改善した場合には、健全性分類に直ちに反映することができるようにして、不良企業の迅速で効果的な回復を
支援し、銀行の健全性を向上できる制度的基盤を用意する"と話した。