[信じられる数字がない韓国経済 3]“信号が全部緑の格付け会社”、信用評価インフレ深刻 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2014/02/28/2014022801307.html 国内の信用評価会社の信用等級は、‘ジャンクボンド(信用等級が低い企業が発行した高リスク債券)’水準だ。
国内外の投資家は、国内評価会社の企業評価を冷遇している。信用評価は企業の債券発行などに使われる
重要な指標だ。
国内評価会社は、業者の実績や財務状態を過大評価する。このため‘信用等級インフレーション’が深刻だ。
評価会社が評価対象業者の顔色を見なければならない構造のせいだ。
企業は評価会社の評価対象であり顧客だ。評価会社は企業が支払う評価手数料で運営されている。企業は
好みに合わない信用等級を出す評価会社には、再び評価を任せないことがある。このために評価会社は公正
性よりも顧客に合わせた信用評価に重点を置かなければならない。
◆すべての信号が緑色であることと何が違うの
国内の中小証券会社関係者は“昨年、某金融会社の信用等級が突然一段階上がった。業界では色々な悪
材料が重なっているため、信用等級が落ちると予想していたし、その会社の財務関係者も同じ予想をしていた
ので、誰もが怪訝に思った”として、“このような信用等級評価は市場に混乱を与えるだけ”と皮肉った。
海外証券会社は国内評価会社の等級を省みることもない。別に独自の評価組織を運営している。米国系証券
会社関係者は、“韓国の評価会社はすべての信号を緑だと表示するようだ”として、“外国人投資家は等級イン
フレーション現象を知っている。海外証券会社は国内評価会社の評価結果を尊重しない”と指摘した。
欧州系証券会社関係者は、“海外投資家は全世界に投資するので企業信用評価も他の国と比較する”として、
“国内評価会社の評価水準が、世界基準と比較してますます落ちている”と評価した。
評価会社に対する不信は、韓国金融投資協会の調査でも明らかだ。投資協会は昨年4月、国内信用評価会社
3社に対する評価結果を発表した。投資協会が国内の債券関係者など100人を対象にアンケート調査を行った
結果、信用等級信頼度に対する質問点数は5.04点(10点満点)だった。特に評価独立性点数は4.53で、平均(5点)
以下だった。
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