ハナ金融研 "史上最大の経常黒字は内需不振のため"
連合ニュース|記事入力2014-02-20 09:37 0
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=101&oid=001&aid=0006766364 昨年史上最大規模を記録した韓国の経常収支の黒字は、内需不振からくる「不況型黒字」という分析が出た。
キム・ヨンジュンハナ金融経営研究所研究委員は20日、「経常収支の黒字拡大の原因と示唆する点」という報告書で、
「国内総生産(GDP)の6 %に迫る黒字規模は貿易摩擦と為替レートの葛藤の原因となる恐れがあり、内需不振など
構造的な問題の深刻さを代弁する信号である」と主張した。
報告書によると、内需不振・国際原油価格の下落・品質競争力の回復が経常黒字の原動力と分析された。為替レー
ト・原油価格などの価格変数の影響力は小さくなり、国内外の需要など物量変数と品質競争力の影響力は大きくなっ
た。
キム研究委員は、 「最近の経常黒字急増の大部分は輸入の需要鈍化と投資の減少など、内需不振の深刻化で示さ
れた「低成長の暗い影」 」とし「このため経常黒字の拡大を積極的に見るのは難しい」と指摘した。
さらに、「行き過ぎた経常黒字は、金融危機以降世界的な不均衡の緩和の流れと配置されて貿易相手国との通商摩
擦を引き起こす可能性があり、ウォンの価値の切り上げ圧力として作用する恐れがある」と付け加えた。
彼は経常黒字と内需不振を意味する「不況型黒字」が長期化する可能性が高いと予想した。過去には、経常黒字が
「企業利益の増加→投資・雇用拡大→内需回復」と「ウォンの価値上昇→経常収支の悪化」がバランスを見つけたが、
最近では企業が国内よりも海外投資を優先して為替レートの調節能力が弱まったからだという。
キム研究委員は「貯蓄率と透磁率を用いて分析した結果、GDPの2.0~3.1%が適正な水準の経常黒字規模」と「安定
した黒字を維持するための技術力中心の輸出産業に産業構造を変え、サービス産業の競争力を強化しなければなら
ない」と助言した。