現代ロテムが輸出したウクライナ高速鉄道、全面運行停止 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2014021410270652661 ウクライナ鉄道庁公式発表、10編成全てに技術欠陥の可能性で'異例的措置'。後続措置に関心集まる
現代ロテム"原因調査中、国内技術研究所チーム急派する"
2010年に現代総合商社とコンソーシアム形態で3500億ウォンで輸出した高速鉄道
ウクライナを走っていた現代ロテム製高速鉄道10編成(90輌)が無期限運行停止された。ウクライナ政府は技術
欠陥だとしているが、まだ具体的な原因は把握されていない。これまで現代ロテムが輸出した特定の電車で技術
問題によりしばらく運行が遅れたことはあったが、輸出全量が約束なしで止まったのは今回が初めてだ。
14日現地主要メディアおよび現代ロテムによれば、ウクライナ鉄道庁は12日(現地時間) "韓国企業である現代
ロテムから輸入した郊外線高速鉄道10編成の運行を全面停止する"と公式発表した。ウクライナ特急(Ukrainian
Express)名付けられた高速鉄道は、ウクライナ国内でキエフ・カリコプ・ドネツィクの3大都市を結ぶ、最高速度
160kmの電車だ。現代デロテムは2010年11月、現代総合商社とコンソーシアムを結んでウクライナに輸出した。
規模は合計3500億ウォンだ。
現代ロテム関係者は"現地時間の10日からウクライナ郊外線運行が全面停止され、現在では運行再開がいつに
なるのか分からない"として、"現地に派遣中であるメンテナンスチームが原因を調査中であり、近い将来(国内)
技術研究所チームを急派して、正確な原因を調査した後対応策を用意するだろう"と説明した。
ウクライナ鉄道庁の運行停止決定は、数年間続いた現代ロテム製高速鉄道に対する国民の不満を意識した
措置と見られる。今回運行が停止されたウクライナ高速鉄道は、試運転段階から技術的問題で国民の不満が
高まっていたためだ。2012年12月の納品直後から半月間行われた試運転中、現代ロテム高速鉄道10編成は
合計20回の故障が発生し、乗客を困らせていた。
ついに昨年1月、ヴィクトル・ヤヌコビッチ ウクライナ大統領が、"(高速鉄道サプライヤーに)現代ロテム(決定)は
深刻な失敗であった"として、国民を相手に公式謝罪と事態鎮火に出た。だが、引き続き同年12月と今年1月にも
特定電車に技術欠陥が発生して再び停車や遅延騒動が広まったことから、現地人の不満はより一層大きくなった。
1月に電車遅延で被害を受けた乗客に、ウクライナ鉄道公社は10万ドルを補償している。