キム・チュンス"2月金通委、金利凍結を全員一致で決定"(総合) 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2014021312212818275 キム・チュンス韓国銀行総裁は13日、通貨政策方針記者懇談会で"今月の基準金利凍結決定は、全員一致で
なされた"と明らかにした。
韓国銀行はこの日金融通貨委員会を開いて、基準金利を従来水準である年2.50%で維持した。昨年5月以来
9ヶ月連続での凍結だ。韓銀は5月に基準金利を従来の2.75%から2.50%に引き下げた後、同じ水準に留めてきた。
キム総裁は金通委員会の直後に明らかにした通貨政策方針で、金利凍結の理由として海外要因を先に挙げた。
彼は"米国では景気回復傾向が続き、ユーロ地域でも景気不振が緩和される姿が継続されるなど、今後の世界
経済はゆるやかな回復傾向を持続すると予想されるが、FRBの量的緩和縮小にともなう世界的な金融市場条件
変化と、一部新興市場国の成長の勢い弱化などに影響を受ける可能性もある"と明らかにした。
キム総裁は続いた質疑応答でも、"FRBは新たな変動があればテーパリング変更を示唆したが、現在としては
計画どおりに進めるとしている"として、"先進経済圏はこの影響を受けていないが、新興経済圏に対しては分析が
多様だと見ている"と話した。
中国の影響に対しても言及した。キム総裁は"中国のシャドーバンキング問題は全世界が関心を持っていて、
昨年末以降は不安定になり一層関心を集めたが、当時提起された問題は落ち着いたと見ている"として、"最近
元貨預金が大幅に増加していることを憂慮する状況ではない"と説明した。
また韓銀は、国内経済が輸出が良好な流れを継続しながら景気回復動向を持続し、雇用も就業者数が50歳以上
年齢層とサービス業を中心に増えて、増加規模が拡大したと明らかにした。キム総裁は"金融は何より安定が重要
で、動きが必要ならばその変化の理由を説明するべきで、安定の理由に対して説明するのはないとみる"として、
"金利が維持されることは世界景気の状況下で、国内金融が安定的という信号を送るもの"と話した。
引き続き"今後主要国の通貨政策変化と一部新興経済圏の市場不安など、海外リスク要因の展開状況および
影響に留意しながら、成長の勢い回復が持続するように支援するなかで、消費者物価上昇率が物価安定目標
範囲内で維持されるように通貨政策を運用していく"と付け加えた。