韓銀、金で5億ドル損失 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2014020509393200900 昨年金価格28%下落、一部では"キム総裁の買い入れ時期調節失敗"議論も
韓国銀行は金の保有量を増やしたが、現在まで約5億ドルの損失を記録したと集計された。韓国銀行の買い
入れ後に金価格が昨年だけで28%下落するなど劣勢が続いたためだ。3月末に任期を終えるキム・チュンス
総裁が、金の買い入れ時期を誤っていたのではないかという声も高まる局面だ。
5日韓国銀行は1月末現在の外貨準備高を発表して、金は全体の1.4%である47億9000万ドル分を保有している
と明らかにした。この数値は韓国銀行が金を買いとった帳簿価格だ。これを現在の金相場に換算すれば約42億
2000万ドルにまで低くなる。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の3日終値基準金相場は、1トロイオンス(31.1035g)
あたり1260.40ドルだった。韓国銀行が保有する金は昨年2月から104.4トンを維持している。ここに現在の金相場を
適用すれば、約5億7000万ドル減少するわけだ。
韓国銀行はキム総裁就任後の2011年から昨年まで、合計90トンの金を買いとった。2011年には40トン(6〜7月
25トン、11月15トン)、2012年30トン(7月16トン、11月14トン)、2013年20トン(2月)の金を買い入れた。この結果、
キム総裁が就任した2010年には14.4トンだった金保有量は、2011年54.4トン、2012年84.4トン、20113年104.4トンに
増えた。同じ期間に金保有額も8000万ドルから47億9000万ドルに増え、外貨準備高の1.4%を占めるまで拡大した。
だが、国際金市場の平均価格では、2011年6月の1トロイオンスあたり1529ドルから、7月1575ドル、11月1739ドル、
2012年7月1594ドル、11月1723ドル、2013年2月1627ドルのように、現在の相場よりはるかに高かった。
昨年の国政監査で、高い価格で金を買いとったという議論が浮上したのもこのためだ。これに対して韓国銀行は
"金保有規模拡大は外貨準備全体の信頼度向上、投資多角化効果などを総合的に考慮してなされたもの"として、
"実物資産として国際金融環境急変に効果的に対応できて、外国為替保有額の安全弁"と説明した。
しかし前任のイ・ソンテ韓銀総裁は金保有に対して、価格不安定性などを理由に韓銀が金投資に否定的だった
点を考慮すれば、総裁の志向により外貨準備戦略が一進一退するという指摘を避けにくくなった。
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ミ( ゚w゚)彡 <現在の金相場から見て損失が生じていることよりも、購入価格で保有額を計上しているところが
もっと大きな問題だと思うのですが。