昨日の翻訳漏れです。
三星、OLED投資をまた保留。次世代TV戦略、OLEDからLCDへ急旋回 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2013123108295995699 日本メーカーのOLED開発中断で時間稼ぎ
三星は電子曲面LCDに集中
来年初めと予想されていた三星ディスプレイの大型有機発光ダイオード(OLED)工程ライン投資が、またも保留された。
OLEDテレビ共同開発に乗り出していたソニーとパナソニックが、1年半で開発を中断して時間を稼いだためだ。まだ
OLEDパネルの収率が良くない状況で無理な投資を進めるよりは、速度調節に出るという戦略と見られる。
次世代TV市場で超高解像度(UHD)TVが本格化している点も、三星がOLED投資を先送りする理由だ。OLEDテレビの
最大の長所である曲面型TVも、液晶表示装置(LCD)技術で可能な点も投資保留に一役買った。
30日、三星電子をはじめとする関連業界によれば、来年上半期に行われる予定だった三星ディスプレイのOLED工程
ライン投資が、また再び保留された。最も脅威的な競争者であったソニーとパナソニックが、OLEDテレビ開発を中断した
ほか、中国企業等はまだパネル生産技術が三星、LGに大きく達していないため、あえて量産を急ぐ必要がないという
判断に基づくものだ。
三星電子高位関係者は"TV用OLEDパネルの場合、量産が可能な収率は確保したが、価格競争力を備えることが
できる水準には至っていなかった"として、"最も有力な競争者だった日本企業が開発を中断した状況で、無理にOLED
テレビ大量量産を始める必要はない状況"と明らかにした。
◆UHD LCD、OLEDに比べ価格は半分、画質はさらに良い
OLEDテレビ市場で商用製品を出したのは、三星電子とLG電子が唯一だ。55インチ フルHD級解像度で発売された
OLEDテレビの価格は当初1500万ウォン台で発売されて、現在では800万〜1000万ウォン台を形成している。LCDパネル
を使った55インチUHD TVの価格は400万ウォン台程度だ。
このような現象は収率のためだ。LCDの場合、工程技術が完成されていて安定した収率を確保したが、OLEDは生産
初期段階なので収率が低い。すなわち、正常品で完成されたパネルよりも不良品数がさらに多いため、全体価格が
上がるほかはない構造だ。
(1/2) つづきます
>>419 つづきです
UHD LCD TVは、同じ大きさのOLEDテレビよりも画素数が4倍多く、さらに鮮明な画質を誇る。価格は半分に過ぎない
が画質面ではかえって良い。さらに高い製品の機能と画質が、安い製品よりも劣るのだ。
OLEDは大型化と高解像度の実現にも困難を経験している。LCDの場合、8世代基準LCD原板一枚をまるごと使って
105、110インチUHD TVを容易に作れるが、OLEDテレビは収率が悪くて不可能だ。UHD級まで解像度を高めれば、収率
確保はより一層難しくなる。
◆OLEDの専有物だった曲面型TV、LCDでも実現
OLEDテレビの最大の長所だった曲面型TV実現がLCDで可能になったことも、OLEDに対する投資を先送りさせた。
さらに安い価格で曲面型TVを作れるのに、あえてOLEDパネルに固執する必要がなくなったのだ。
これに伴い、三星電子の次世代TV戦略も大挙修正された。当初三星電子はLCDでUHD市場に対応しながら、OLED
テレビ市場を同時に攻略する計画だった。だが、競争会社がOLEDテレビ市場に進入さえ出来ずにいる状況で、あえて
大量量産を急ぐ必要がないという結論を下した。
三星電子はラスベガスで開催される'CES 2014'で、105インチ曲面型UHD TVを公開する計画だ。今後発売される超
大型TVの大半は、曲面型LCDパネルを採用する予定だ。曲面型LCDの場合LCDパネルを作った後に曲げる方法で、
安価で曲面型パネルを作ることができる。
三星ディスプレイでも、大型OLEDパネル製造の代わりに100インチ級超大型LCDパネル供給に出る計画だ。
三星電子関係者は、"100インチ台パネルをはじめとする超大型LCDパネルは中国BOEなどから供給されているが、
需要が増える場合、三星ディスプレイから調達する計画がある"と明らかにした。
OLEDテレビの場合、大量量産は遅らせるが技術開発は継続する。LCDで曲面型TV実現が可能になっただけに、
OLEDは特性を生かしてさらに新しい機能を搭載することで、生き残りを図れるという判断のためだ。
(2/2) 以上です