与えられた時間に対して、3分の2は議題(国家戦略特区法案)に沿って、残り3分の1は、自分の好きな事について質問できる、って雰囲気が何と無く暗黙のルールとしてある。
火曜と木曜の為に、質疑内容を考えているんだけど、ここ二回程、「内閣委員会」は開かれなかった。
それどころか、次回開かれるかも怪しい。
理由は「国家安全保障に関する特別委員会(特定秘密保護法を審議)」が紛糾しているから。
「何故、紛糾しているか。」
反対する野党の頑張りはもちろんだけど、僕は民主党の芝博一議員、共産党の山下芳生議員の存在が大きい、と見ている。
「内閣委員会」の筆頭理事であり、「国家安全保障特別委員会」の理事でもある芝さん。
「内閣委員会」の理事であり、「国家安全保障特別委員会」の委員である山下芳生さん。
「国家安全保障特別委員会」が開かれ、揉めている間は、「内閣委員会」には出れない。
芝さんと山下さんがいなきゃ、内閣委員会は成立しない、って事。
芝博一さんは、園遊会の件で参議院の沙汰(厳重注意と皇室行事への参加を認めない)が下った後も、その件を理由に、委員会内での僕の質問時間を奪おうとする与党側を諌め、内閣委員会の正常な運営を求める為に「委員会の運営には関係ない」と発言して戴いた方だ。
その発言があった後、僕は芝さんに頭を下げに行った。
その僕に対し芝さんは「君を庇った訳じゃない、委員会の正常な運営の為の発言だから勘違いしない様に」と釘を刺された。
勘違いするなんてとんでもない。
芝さんには、山本太郎への特別な愛情などない。
毅然とした態度と「何をすべきか」と言う事が常にハッキリしている姿勢に、僕が勝手に憧れに近い想いを抱いたのだった。
与党が今国会で成立させたいツインピークス、「特定秘密保護法」と「国家戦略特区法」の両委員会に芝さんと山下さんが所属し、暴走を食い止めようと剛腕を振るっている姿に感動している。
しかし両法案 成立が難しいならば、今国会は「特定秘密保護法」を強行採決、次期通常国会で「国家戦略特区法案」をと息巻いているとの情報もある。
数ある重要法案を差し置いてでも「特定秘密保護法案」を強行したい、と言う事。
12月6日に本会議での強行採決を狙う与党、なりふり構わず、大急ぎだな。
この国に生きる人々の権利に関わる重要な法案を、慎重に審議もせず、力だけで押し切ろうとする事自体が有権者を舐め切ってるし、国民を阿呆だと思ってる証拠。
既に今ある法律でカバー出来ている「安全保障」に関わる問題を、「安全保障」に関係の無い事まで限りなく幅広く特定秘密にし、一般市民や国会議員も取り締まれる「悪魔的法案」を作る事に皆んなが気付かない訳ないのにね。
与党が急いでいるのは、既に拡まり始めた「特定秘密保護法の危険性」が、時間を掛けて審議すれば、もっと多くの人々に拡がってしまう事を恐れている。だって、その先は廃案しかなくなるもんね。
絶対に必要で、タクラミの無いモノならば、「強行採決」せず、堂々と時間を掛けて議論するはずだもの。
「権力の嘘」を、この先もずっと隠し続けることが出来る為の悪法だと言う事がわかる。
自分たちの権力を維持する為の、自分たちの為の「安全保障」って事。
嘘つくならもっと上手に騙せよ!って言いたくなるわ。
国会内では心ある議員が闘っているけど、採決になったら結果は残念なものになる。
http://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-11717088148.html メロリン認定の心ある議員_________