今年1人あたり国民所得2万4000ドルの見通し、'史上最大' 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2013112507461816924 今年、我が国民の1人あたり所得が2万4000ドルを越えて、史上最大を記録する展望だ。
25日韓国銀行によれば、今年の国民総所得(GNI)推計値を人口(5022万人)で割った1人あたり国民所得は2万4044
ドルと推定される。これは昨年の1人あたり所得2万2700ドルより5.9%多い。
我が国の1人あたり国民所得は2007年に2万1632ドルを記録して'2万ドル時代'を開いたが、2008〜2009年の世界
金融危機によって2万ドルを下回ることになった。その後2010に年再び2万ドルを回復した。
今年1人あたり国民所得が増えたのは、国内総生産(GDP)の増加とウォン高によるものだ。韓国銀行は今年のGDP
成長率を2.8%と展望していて、1〜10月為替レートを基に予想した年平均為替レートは1095ウォンだ。
GDPの増加だけでなく、為替レートは昨年の1ドル1102ウォンから今年1095ウォンにウォン高が進み、ドルに換算した
GNIがさらに増えたわけだ。人口が昨年より0.43%増加するのに終わったことも、1人あたり所得増加に影響を及ぼした。
ただし1人あたりGNIは平均概念であり、すべての国民の所得が増加したと見ることはできない。為替レート効果を
除いた所得分配指標(5分位倍率)では、今年9月末現在の高所得層(5分位)の可処分所得は低所得層(1分位)の5.05倍
と現れて、昨年の4.98倍より拡大した。また、5分位家庭の借金は3月末1億3721万ウォンで1年前より減ったが、1分位
家庭の借金は同じ期間に24.6%増えた。
金融関係者は"今年我が国の1人あたり所得は増えるが、成長潜在力低下と経済の構造的問題から増加速度が
鈍化していて、3万ドル進入は遅れている"と話した。