国民銀カザフBCC、マネーロンダリング疑惑で3月に1ヶ月間の外国為替業務停止処分 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/11/18/2013111803609.html カザフスタン中央銀行は、国民銀行が株式を保有しているBCC(センタークレジット銀行)の外国為替業務部署で
マネーロンダリング関連容疑取り引きを摘発して、3月に1ヶ月間該当部署に営業停止処分を下していたことが一歩
遅れて明らかになった。その他にも、3ヶ月にわたって行われた現地金融当局の総合検査の結果、BCCから21件に
達する法規違反事項が摘発された。
19日金融業界よれば、8月にカザフスタンでの銀行監督業務を受け持つカザフスタン中央銀行銀行監視委員会は、
委員長名義でチェ・スヒョン金融監督院長に送った公文書を通じ、"BCC銀行を検査した結果、外国為替業務部署で
マネーロンダリング用途と疑われる取り引きが摘発されがことから、3月1日から31日まで1ヶ月間営業停止処分を
下した"と明らかにした。
公文書で取り引き金額および時期に対する言及はなかった。来月中旬に金融監督院チョ・ヨチョ副院長と実務者が
現地を直接訪れるのも、該当内容を具体的に調べるためだ。
また、カザフスタン中央銀行は昨年11月から今年2月までBCCに対する総合検査を行い、合計21件に達する法規
違反事項を摘発、是正措置を要求した。
金融監督院関係者は"8月に現地中央銀行がBCCを対象に常時検査、総合検査を進めた結果を通知し、我が方
でも十分な資料を確保した後10月頃に現地を訪問する計画であったが、国政監査と重なって2回延期になり、12月
中旬に行くことにした"と話した。
合わせてカザフスタン政府はBCCの不良が深刻だと判断して、追加増資がなされなければ営業停止まで下すこと
になると我が方に通知した。国民銀行は2008年にBCC株41.9%を9323億ウォンで買収したが、金融危機が発生して
株価が暴落し4000億ウォンほど損失をこうむった。今年第2四半期にはBCCと関連して1200億ウォンの引当金を積み
立てたことで、当期純利益が488億ウォンにとどまった。
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>>103 つづきです
カザフスタン中央銀行が金融監督院に公文書を送ったのは、2月に締結した我が国金融当局とのMOU(了解覚書)
にともなう措置だ。今年初めキム・ソクトン前金融委員長はカザフスタンを訪問して、グレゴリーマルチェンコ中央銀行
総裁と会い、金融監督および金融知識共有プログラム(KSP)協力を強化することを決め、その一環として現地に進出
した国内銀行関連監督事項を金融監督院と共有することにした。
BCCは9月末現在、国民銀行が29.56%(普通株基準)を保有する銀行だ。国民銀行はカン・ジョンウォン前頭取時代の
2008年にBCC株50.1%買収することを決めたが、世界金融危機で契約条件を変え、転換優先株を普通株に切り替え
れば41.93%を保有することになる。国民銀行は昨年1月31日までに転換優先株を普通株で切り替えて、BCCを子会社
に編入する計画だったが、財務状態が脆弱なために金融当局の承認を受けられずにいる。
イ・コンホ国民銀行頭取も、就任後初めての出張先にBCCを選ぶなど状況を綿密に見守っていたことが分かった。
先月、国民銀行海外業務担当役員と関係者は、最近カザフスタン市場から撤収したイタリア ユニクレジット銀行の
チアンプレンコ ピジャニ中央・東ヨーロッパ副本部長と面談している。イタリア最大銀行であるユニクレジットは2007年
カザフスタン現地銀行のATF銀行株99.75%を約22億ドルで買い入れたが、5年間で7500億ウォンに達する累積純損失を
被り、5月に約5億ドルで現地事業家に全株式を譲渡した。
(2/2) 以上です