6兆ウォンのお金を食べるカバ、仁川空港鉄道の悩み 【週刊朝鮮 朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2013/11/12/2013111201692.html http://image.chosun.com/sitedata/image/201311/12/2013111201624_0.jpg 仁川空港全景。空港鉄道とKTXは第1ターミナル(写真下の建物)を過ぎて、第3滑走路(写真左側)の下を通過
して第2ターミナル(写真上側空地)に入ることになる。
仁川国際空港が第2旅客ターミナル建設を控えて悩んでいる。9月26日に仁川空港第2旅客ターミナルが着工
されたことから、新設される第2ターミナルと第1ターミナル間の5.5km区間をつなぐ空港鉄道(ソウル駅〜仁川
空港)延長線工事に着手するためだ。
問題は乗客不足のせいで空気だけを運んでいて、‘空気鉄道’と皮肉られている空港鉄道(AREX)を第2ター
ミナルまで延長し、駅舎を作るために約7000億ウォン近くを投じなければならないということだ。 第1旅客ターミ
ナルと第2ターミナルが遠く離れて向かい合っているため、第1ターミナルまで進入している空港鉄道を90度近く
2回カーブさせて、第2ターミナルに進入させなければならない技術的困難も伴う。
韓国鉄道施設公団広域設計部によれば、第1〜第2ターミナル連絡鉄道の最小曲線半径は400mに過ぎない。
国土交通部鉄道建設規則によれば、曲線半径400m線路は線路等級のうち最下位の4等級に該当する。曲線
半径が大きいほど列車は安全に走行できる。
6両編成の空港鉄道車両ならば、曲線半径400mを通過することに特別な問題はない。しかし12月末に仁川
空港線に投入されるKTX高速列車が、今後第2ターミナルまで乗り入れることになれば状況が変わる。20両
編成の京釜(キョンブ)線KTXの場合、曲線通過に相当な無理がかかる。京釜線高速線路は最小曲線半径が
7000mで設計されている。鉄道建設規則によれば、最高時速300kmのKTXが走る高速線路は、曲線半径を
5000m以上にしなければならない。
少なくとも曲線半径が800m以上(3級線)なければ、時速120kmが出せない。4級線路の設計速度は70kmだ。
地下線路は安全のために列車速度をさらに厳格に制限するため、事実上KTXが高速列車という本来の機能を
発揮できないわけだ。
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