政府、韓銀借入れ金への利子を9年ぶりに予算に編成。'税収不足が原因' 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/11/06/2013110602314.html 税収不足によって政府の韓国銀行借入金が増えたために、9年ぶりに予算を通じて600億ウォンの利子を償還する
ことを決めた。ただでさえ税収が不足しているのに、利子負担まで増加していると憂慮されている。
6日国会予算政策処が出した‘2014年度予算案部署別分析報告書’によれば、企画財政部は来年予算案に一時
借入金利子償還額として600億ウォンを編成した。政府が予算を通じて一時借入金利子を支払うのは、2005年以来に
なる。
政府は資金が一時的に不足した場合、財政証券を発行したり韓銀から借入れることになる。これに伴う利子は最近
数年間は、予算に含まれない国庫金統合勘定運用収益から支払ってきた。国庫金統合勘定は、一般・特別会計を
合わせた勘定から、歳入が多かったり歳出が少なかったりで生じた余裕を、予算外余裕資金に分類して別途に運用
している。余裕資金は証券売買、金融会社預置などで収益を上げてきた。今年は税収が低調だったため、余裕資金
自体が大幅に減ったために、国庫金統合勘定運用収益が急減した。
年度別の運用収益は、税収が予想以上に多かった2011年には1996億ウォン、昨年は1117億ウォンを記録したが、
今年1〜8月には税収条件が悪化したために94億ウォンに終わった。税収が低調ななかで政府は、景気活性化の
ために財政を早期執行する必要があり、韓銀から借り入れる以外の方法はなく、その結果利子負担は今年1〜8月
だけで1342億ウォンに達した。これは1〜8月の運用収益(94億ウォン)と既存の運用収益残額(1127億ウォン)を合わ
せた金額(1221億ウォン)を越える。利子が運用収益で充当できる範囲を超過したことから、予算からの支出が不可避
になっているのだ。
予算政策処は、"来年一時借入金利子償還のために一般会計に600億ウォンを編成したことは仕方ないが、税収
進捗度低調、財政早期執行によって支出に対して収入が不足した状況が続けば、運用収益下落と同時に一般会計
負担が一層増えるほかはない"と指摘した。財政条件が厳しくなって一時借入が増え、これに伴い、利子支出が増加
して、再び財政の負担になる悪循環が続く恐れがあるという説明だ。
これに対して企画財政部関係者は、"来年は財政早期執行率目標を平均範囲の最小水準に捉えることで、一時
借入金利子負担を今年より減らすことが出来る"と話した。しかし“税収が予想に至らない場合には、負担がさらに
増えることになる"として、"利子負担は600億ウォン以上に増える”と説明した。