>>192 つづきです
一方、今年上半期の国内銀行の貸倒償却前当期純利益は2兆5000億ウォンで、世界金融危機当時(3兆ウォン台)
よりも少なかった。今年上半期当期純利益は2兆7000億ウォンで、昨年上半期(4兆2000億ウォン)に比べ35.7%減った。
銀行の代表的な収益性指標である総資産純利益率(ROA)は0.43%で、昨年上半期より0.24%ポイント減少した。持続
可能な収益創出力を現わす構造的利益率も0.29%ポイント減った1.06%に終わった。
韓銀は、"当期純利益減少は家計所得や企業実績悪化による貸倒費用積み立て増加よりも、利子利益の減少に
主に起因したと判断される"として、"純利子マージンが減少してリスク管理強化によって貸し出し増加傾向が鈍化し、
収益性低下が避けられない状況"と分析した。
市場金利下落も、銀行収益性悪化に影響を及ぼした。韓銀によれば市場金利が1%ポイント下落する場合、利子
利益が年間1兆6000億ウォン減少すると計算された。
韓銀は"低金利基調が持続する場合、銀行収益性が短期間に改善されることは難しい"として、"銀行の低原価性
預金を短期間に大きく増やすことは難しいだけでなく、銀行がこれまで商品および地域多角化が粗雑であり、利子
利益依存度を縮小したり海外利益比率を高めることも難しい状況"と指摘した。
(2/2) 以上です