三星など大企業、電気をこっそりと使って違約金293億 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/10/23/2013102300638.html 三星電子やLGディスプレイなど大企業が料金の安い産業用電力を、研究施設や事務室などにこっそりと使い続け
ていたことが明らかになった。最近財界は産業用電力が高いとして料金引上げに反対しているが、現実では産業用
電力が安く供給されてきた点を企業自らが認めたわけだ。
23日国会産業通商資源委員会所属キム・チェナム議員(正義党)が韓国電力公社から提出させた資料によれば、
2004年から今年8月までに、料金水準により定められた用途と違う目的で電力を利用していた違反事例が9万3091件、
これに伴う違約金は1571億ウォンに達すると調査された。違約金は不正利用による利用料金不足額の2倍を支払う
ことになっている。
事例別では、種別違反5万9315件(921億ウォン)、無断使用および増設2万6794件(443億ウォン)、計器操作関連
1276件(43億ウォン)、使用時間・その他が5706件(164億)と調査された。特に産業用電気を一般用途に違反して
使って摘発された大企業が納付した違約金293億ウォンでは、三星が6件291億ウォン(99.3%)と大半を占めた。次いで、
それぞれ2回ずつ契約種別を違反したLG 3200万ウォン、現代・起亜車2400万ウォン、CJ2100万ウォン、イーランド
6100万ウォン、インターパーク4700万ウォン、S&Tと新世界がそれぞれ400万ウォンを納付した。
大企業のこのような違反行為は、用途別の電気料金に差が大きいためだと見られる。昨年の販売単価では、1kWh
あたり、住宅用は123.7ウォン、一般用は112.5ウォンだ。これに比べて、教育用(108.8ウォン)、産業用(92.8ウォン)、
農作業用(42.9ウォン)は相対的に安い。10年前は200件(2004年)にとどまっていた産業用電力不正利用事例は、
2011年には457件に増え、今年は8月までに208件が摘発された。
また、一般用電気を使わなければならない一般人対象の、英語の村と語学堂、生涯学習施設、大学病院、寮などに
教育用電力を使った事例も多数確認された。特に忠北(チュンブク)のある士官学校では、教育用電力をゴルフ場に
使って摘発されている。韓国農水産食品流通公社と農協の場合、用途別電気料金が最も安い農作業用電力を、輸入
米保管倉庫や商品の低温貯蔵庫などに使って摘発された。輸入米など直接生産する農水産物でない商品の流通
には、一般用電力を使わなければならない。
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>>177 つづきです
キム議員は“サムスンとLG、現代・起亜車、新世界など主な大企業が、すでに原価以下の産業用電力によって
途方もない恩恵を得ていながら、一般用電力を使わなければならない所まで不法に電力を使用し、数百億ウォンの
利益を得ている”として、“これは結局国民の血税を大企業が不法的に強奪した行為であり、電力当局はより強力な
制裁措置を取らなければならない”と強調した。キム議員はまた“用途別電力の違反使用は異常な電気料金のため
であり、用途別電気料金を現実化しなければ違反事例はずっと繰り返されるほかはない”として、“産業用電気料金を
はじめとして用途別電気料金を現実化させて、歪曲された電力体系を速やかに改編しなければならない”と指摘した。
(2/2) 以上です