【政治経済】平成床屋談義 町の噂その552

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329日出づる処の名無し
露のグリーンピース抗議船拿捕 18カ国が対応協議
2013.9.26 13:20

 【モスクワ=佐々木正明】国際環境保護団体グリーンピースの活動家らが、
ロシアのバレンツ海沖で建設中の海上石油掘削基地に立ち入ったとして拘束された事件で、
露治安当局は25日までに海賊行為容疑で捜査を始めた。
捜査対象は18カ国出身の約30人で、団体側は「平和的な抗議活動だ」と釈放を求めている。

 同団体は、プーチン政権が進める北極圏の資源開発が、
ホッキョクグマなどが生息する自然環境に深刻な影響を与える恐れがあるとして抗議活動を展開。
活動家らは今月18日、露沿岸警備隊の警告を無視して抗議船で近づき、基地によじ登って拘束された。

 露当局は拿捕した抗議船を北西部ムルマンスクに曳航し、船が港に到着した24日、
「国籍にかかわらず、基地への攻撃を行った者は刑事責任を問われる」として捜査開始を公表した。
最高で15年の禁錮刑を受ける恐れがある。

 露メディアによると、抗議船には米国、オランダ、オーストラリアなどの活動家ら30人が
乗っており、その出身国18カ国の外交当局者がムルマンスクで対応を協議しているという。
このほか、モスクワでは抗議船の船籍があるオランダや、2人の活動家が捜査対象となっている
ニュージーランドの大使館関係者が露外務省に呼ばれ、再発防止を要請された。

 ロシアでは昨年、外国の資金提供を受けた非政府組織(NGO)の活動を統制する法案が
成立しており、捜査当局が厳しく対処する可能性がある。

 環境保護や動物愛護を大義名分に、違法行為や過激行為を繰り返す活動家らについては、
欧米諸国などで法整備や取り締まりの強化が進んでいる。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130926/erp13092616030004-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130926/erp13092616030004-p1.jpg