カナダ、韓国鉄鋼製品に再び照準 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2013091512293334944 カナダが自国鉄鋼産業保護のために、再び刃物を持ち出した。カナダ政府が韓国を含む7ヶ国の平板圧延製品に対して
ダンピング調査を開始した。韓国製炭素溶接鋼管、構造用鋼管に続く3回目の調査だ。
15日KOTRAバンクーバー貿易館の資料によれば、カナダ鉄鋼業者Essar Steel Algomaは7月15日、カナダ国境管理庁
(CBSA)に、韓国、ブラジル、台湾、デンマーク、インドネシア、イタリア、日本など7ヶ国が、カナダ市場で平板圧延製品を
ダンピング販売していると問題を提起した。
カナダ鉄鋼業界は、"2008年金融危機で下限に達していたカナダの鉄鋼消費量は過去3年間に回復したが、販売回復
した大半を、カナダでダンピング販売をした7ヶ国輸出業者が占めた"と指摘した。
特に7ヶ国のダンピング マージン率は3〜60%に達していて、そのうち韓国のダンピング マージン率は20%(今年1月から
4月まで輸入された物量基準)を超えているというのが、現地業界の主張だ。
これに対しダンピング調査を開始したCBSAは、12月4日までに予備判定を下す計画だ。予備判定でダンピング疑惑が
認められた国家は、企業または製品によって反ダンピング関税が遡及適用され、以前にカナダへ輸入された製品にも反
ダンピング関税が賦課されることになる。
貿易館関係者は"最近のカナダ政府の反ダンピング調査傾向に照らしてみると、ダンピング疑惑が認められる場合、韓国
製品に20%のダンピング関税が賦課される可能性がある"と話した。
特に、"2012年の韓国製平板圧延製品の輸入市場シェアは9.3%に過ぎなかったが、反ダンピング関税が賦課される場合、
ドイツ、トルコなど競争国家に輸入市場を侵食される可能性が高い"と話した。