8月輸出7.7%増加、貿易収支19ヶ月連続黒字(詳報) 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2013090110001990339 米国・アセアン・中国への輸出が二桁成長をしたおかげで、8月の総輸出が前年同月より7.7%増加した。貿易収支は
19ヶ月連続で黒字を継続した。
産業通商資源部は1日、"8月輸出は前年同月比7.7%増加した463億6500万ドル、輸入は0.8%増加した414億4900万
ドルと暫定集計された"と明らかにした。これで8月貿易収支は49億1600万ドルを記録し、19ヶ月連続で貿易収支黒字
が続いている。
今年に入って、輸出は2月(-8.6%)と6月(-1%)を除いて前年同月比'プラス成長'をしてきた。8月は特に情報通信(IT)・
自動車品目の輸出が善戦し、国家別では米国(17.9%)、アセアン(15.6%)、中国(12.8%)への輸出が好調傾向を見せた。
先月の自動車輸出は43.9%増加したが、これは昨年現代車の長期間ストライキ輸出が21.6%減少したことによる基底
効果が大きいと分析された。
円安によって対日輸出は8月にも13.2%減るなど、毎月二桁減少傾向だ。
輸入では原材料輸入は減ったが、資本財・消費財輸入は増加した。発電需要増加にともなうLNG輸入拡大によって
ガス輸入が増えたほか、石油化学輸出好調によってナフサ需要が増え、石油製品輸入も増加した。しかし原油は一部
精油会社で定期保守があったほか、鉄鋼は単価下落の影響で輸入が減少した。
産業部は、米国の量的緩和縮小への動きに伴う新興国の経済危機など各種対外悪材料にもかかわらず、我が国の
輸出は増加傾向を拡大していると評価した。米国の景気回復と対中国輸出好調、貿易金融拡大など政策的努力に
力づけられたことが大きいという分析だ。
産業部クォン・ビョンオ貿易投資室長は"操業日数減少にもかかわらず、IT製品の市場支配力拡大と自動車や船舶
など伝統主力製品の輸出回復傾向、基底効果などに力づけられて、8月輸出が7.7%増加した"として、"今後の輸出も
上昇の勢いを継続すると期待する"と話した。
※同部発表2012年8月実績、輸出429億7300万ドル前年同月比-6.2%、輸入409億2900万ドル前年同月比-9.8%。
2011年8月実績、輸出463億8400万ドル前年同月比27.1%、輸入455億6300万ドル前年同月比29.2%。