米雇用好転で国債金利急騰、9月の量的緩和縮小憂慮 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/07/08/2013070801033.html 米国連邦準備制度委員会(FRB)の量的緩和縮小が、早ければ9月から始まるという観測が有力になり、
国債金利が再び急騰している(債券価格下落)。先週末に発表された米国6月非農業部門雇用者数が19万
5000人増と、経済専門家予想値(16万5000人)を大きく上回った影響だ。
8日金融投資協会によれば、国債市場の代表金利である3年満期国債金利は前日より11bp(1bp=0.01%
ポイント)上がった年3.06%を記録、2週間ぶりに再び3%を突破した。5年物と10年物の金利も、それぞれ17bp
と20bpずつ上がった、3.39%と3.69%を記録している。 20年物金利も18bp上がった3.88%まで急騰した。
米国の雇用指標発表後、相当数の投資銀行は量的緩和縮小開始時期展望を、年末の12月から9月に
操り上げている。ブルームバーグの調査によれば経済専門家のうち最も多い44%が、9月から量的緩和縮小
が始まると展望した。5日に米国の10年満期国債金利は2.5%から2.74%に24bp急騰するなど、国際金融市場
は依然として量的緩和縮小に対して敏感に反応する姿だ。
ムン・ホンチョル東部証券研究員は、“5月初めから始まった出口戦略憂慮にともなう金利急騰余波により、
すでに損切が多くなされているので、需給の問題は大きくないと見られる”として、“短期的には急騰する恐れ
があるが、わが国の経済のファンダメンタルを見ると現在の金利は高い(債券価格は安い)水準と判断される”
と話した。
一方米ドル貨幣に対するウォン為替レートは、前日より9.2ウォン安い1ドル1151.6ウォン、コスピ指数は前日
より2.51ポイント上がった1835.87を記録中だ。