>>20 つづきです
地方銀行系列ではウリ金融持株会社を分割して、慶南(キョンナム)銀行持株と光州(クァンジュ)銀行持株を
設立した後、それぞれ慶南銀行、光州銀行と合併して売却する。それぞれ銀行の形態として売却することになる。
預金保険公社は7月15日付けで、慶南銀行と光州銀行の保有株56.97%全てをそれぞれ売却する公告を出す
予定だ。慶南銀行と光州銀行は株式市場に上場される予定なので、ウリ金融持株会社の株式保有形態は今後、
ウリ・慶南・光州の3銀行株に分かれることになる。現在ウリ金融持株会社を1%以上保有する株主は、ウリ・慶南・
光州銀行に対してそれぞれ1%を保有することになり、株主はこれら株式をそれぞれ取り引きすることができる。
証券系列では、ウリ投資証券(資産運用・アビバ生命・貯蓄銀行含む)、ウリF&I、ウリファイナンシャルの株式
全てが売却対象だ。ウリ金融持株会社は、ウリ投資証券37.85%、ファイナンシャル52.02%、アビバ生命51.58%、
F&I・資産運用・貯蓄銀行100%をそれぞれ保有している。売却手続きはウリ金融持株会社が進め、証券系列も
3つのグループに分けて売却する。ウリ投資証券はアビバ生命、ウリ資産運用、ウリ金融貯蓄銀行と一体で売却
され、ウリF&Iとウリファイナンシャルはそれぞれ個別に売却する。人気のあるウリ投資証券に、人気のない企業
株をセットにして売るという戦略だ。証券系列では子会社売却のための、取締役会決議、売却諮問社選定期間
などを考慮して、地方銀行系列より1ヶ月遅れた8月中旬に売却公告を出す予定だ。
ウリ銀行系列はウリ銀行のほか、ウリカード・ウリPE・ウリFIS・錦湖(クムホ)総合金融・ウリ金融経営研究所が
あり、証券系列のうち売却に失敗した子会社があれば、ウリ銀行系列と共に売却する計画だ。政府はウリ銀行
系列を売却する前にウリ金融持株会社とウリ銀行を合併して、銀行形態へ切り替える計画だ。
シン委員長は“銀行形態で売却すれば厳格な所有規制から除外されることになり、潜在投資家の範囲が拡大
する”と話した。現行の金融持株会社法施行令第5条の4では、‘金融持株会社が他の金融持株会社に対して
支配関係を設定しようとする場合、発行株式総数の95%以上を所有しなければならない’とされていて、持株会社
が持株会社を買収することが事実上不可能になっている。
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