現代モービス、米・独で特許侵害を訴えられる 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2013050914202453616 グローバル自動車企業、完成車から部品業者へ韓国牽制の雰囲気拡大
国内最大の自動車部品会社である現代モービスが、米国とドイツで特許侵害訴訟にあった。世界有数の完成
車企業の韓国産自動車に対する牽制が、部品会社まで広がる雰囲気だ。
9日関連業界によれば、世界最大のエアーバック部品業者であるオートリブ(Autoliv)は3月、現代モービスと
モービス アラバマを相手に、米国アラバマ州北部裁判所に訴状を提出した。オートリブは世界の自動車用
エアーバック供給1位業者で、現代モービスは世界5位に上昇している。オートリブは米国で販売されるエラン
トラ(韓国名アバンテ)の助手席エアーバック クッション構造が、自社の特許を侵害していると主張した。クッション
構造とは、エアーバックが膨張した後に空気を抜く技術だ。
オートリブはドイツの裁判所でも、カーテン エアーバック(側面エアーバック)設計構造と関連した特許を侵害
されたとして訴えを起こした。
業界では、韓国の自動車産業が急成長していることから、外国企業が国内完成車業者を相手に特許訴訟を
提起しているもので、一歩一歩進んで自動車部品企業に対しても牽制に出たという解釈をしている。
現代モービスは昨年初め、カナダのマグナ社から駐車補助システムと関連した特許侵害訴訟を起こされ、
侵害の事実がないという点の確認を受けて勝訴したことがある。現代モービスでは今回が二回目の特許侵害
訴訟になるわけだ。現代モービスは現代・起亜車の品質経営を通じて技術力が急激に向上していて、GMなど
グローバル完成車業者への納品が増えたことによって、10年間で世界10位圏の自動車部品業者に成長した。
現代モービス側は、今回の特許訴訟の展望に楽観的だ。現代モービス関係者は“技術的な面で内部検討を
進めた結果、オートリブの特許を侵害しない独自技術だと確認された”として、“アラバマ現地法人を通じて法的
対応に乗り出している”と話した。
業界関係者は“現代・起亜車の米国内市場シェア上昇とヨーロッパでの市場支配力が大きくなったことから、
世界有数の完成車業者および部品企業等が、露骨な牽制に出る可能性が大きい”として、“訴訟の結果だけで
なく、訴訟を起こされただけでもイメージに打撃を与えることありえるので、注意が要求される”と憂慮した。