夕方の部を開始します。今日もどれだけあるか分かりませんが。
貯蓄銀、半期決算で半数以上が赤字。'依然として暗いトンネル' 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/03/31/2013033100457.html 2013会計年度上半期、91行のうち47行が赤字
新たな収益源を探せなければ追加退出の可能性
大型不良貯蓄銀行の退出事態は一段落したが、貯蓄銀行の半数以上が赤字を出すなど、経営難が続いて
いることが明らかになった。不動産低迷の直撃を受けたプロジェクトファイナンシング(PF)投資失敗後の低金利
基調により収益源を失っただけでなく、不良与信も依然としてたくさん残っているためだ。これに伴い、貯蓄銀行
の追加退出の可能性は、今なお残っているという観測が出てきている。
◆貯蓄銀行経営一層悪化
31日金融監督院電子公示システムによれば、貯蓄銀行91行のうち半数以上の47行(52%)が、2013会計年度
上半期(2012年7〜12月)に純損失を記録した。昨年(2011会計年度)は43行(全体の46%)が損失を出していた。
不良貯蓄銀行退出で貯蓄銀行の数は減ったのに、赤字貯蓄銀行数はかえって増えた。
赤字規模は、最近日本の金融投資会社SBIグループが傘下におさめた現代スイス貯蓄銀行が最も大きかった。
現代スイス1貯蓄銀行は983億ウォン、同2貯蓄銀行は471億ウォンの赤字を出した。4月中旬に営業停止されると
見られる新羅貯蓄銀行が816億ウォンの赤字を記録したほか、現代貯蓄銀行(397億ウォン)、KB貯蓄銀行(291億
ウォン)、ウリ金融貯蓄銀行(284億ウォン)の赤字幅も大きかった。しかしHK貯蓄銀行は98億ウォンの黒字を出し
たほか、高麗(コリョ)貯蓄銀行(92億ウォン)、現代スイス3貯蓄銀行(84億ウォン)、韓国投資貯蓄銀行(83億ウォン)
の順だった。
国際決済銀行(BIS)基準自己資本比率は、61行(67%)で10%を越えた。資産規模10位内の貯蓄銀行では、ウリ
金融貯蓄銀行(13.83%)、ハナ貯蓄銀行(12.78%)、東部貯蓄銀行(12.52%)、イェ・ハンソル貯蓄銀行(11.88%)、HK
貯蓄銀行(10.23%)が高かった。
BIS比率が最も低かったのは、退出が予定されている新羅貯蓄銀行(-9.13%)だった。ハンウル貯蓄銀行(3.91%)と
江原(カンウォン)貯蓄銀行(4.13%)は、3月末に増資を行い、BIS比率を法規上要求される水準である5%以上に引き
上げる。スマイル貯蓄銀行は-2.12%だったが、4月4日の100億ウォン規模有償増資が完了すれば5.67%へ上昇する。
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>>40 つづきです
不良貯蓄銀行を買収して新たにスタートした貯蓄銀行の経営条件はまだ厳しかった。特に貸出資産の不良が
深刻だった。固定以下与信比率は、親愛貯蓄銀行(47.09%)、ハナ貯蓄銀行(38.08%)、ダイサン貯蓄銀行(37.42%)、
新韓貯蓄銀行(35.21%)、KB貯蓄銀行(34.00%)で30%を越えた。ある貯蓄銀行関係者は“買収する時は大丈夫だと
思っていた貸し出し債権も、実際にはまともに返済されない場合が多い”と困難を吐露した。
◆相互金融に奪われ、貸し出し営業競争力低下
金融当局は、‘地域に密着したリレーショナル金融’という貯蓄銀行本来の姿を代案として提示している。しかし
既に、長らく不動産や建設業など‘容易な’貸し出しに慣れきっていた貯蓄銀行が体質を変革することは、容易で
ないと見られる。
一部の貯蓄銀行は小額信用貸し出しを新たな収益源として事業を強化しているが、成功の可否は未知数だ。
景気の低迷が長引いているだけに、延滞率管理が容易ではないからだ。ある業界関係者は“ソロモン・新羅貯蓄
銀行不良の一原因と指摘されるほど、小額信用貸し出しは収益性管理が難しい”として、成功の可能性を暗く見た。
貸し出し営業対象が似ている、セマウル金庫・単位農協・信協など相互金融組合よりも競争力が劣っていることも
経営悪化の原因だ。これら相互金融は1人あたり3000万ウォンまで非課税が可能で、低金利で多くの預金を集める
ことができて貸出金利も低くすることができる。ある貯蓄銀行関係者は“相互金融が低い金利を提示して貸し出し
顧客を集めれば、こちらは手がない”と話した。
◆追加退出危険性かくれている
貯蓄銀行の追加的な退出は、不良が深刻な新羅貯蓄銀行を除けば当分ない展望だ。金融監督院関係者は
“BIS比率が(適正な時期是正措置基準である)5%未満である貯蓄銀行は、全て増資を終える予定”と話した。12月
末現在、劣後債発行している貯蓄銀行16行のうち10行で資本欠損率が70%を越えたが、このうちソウル・嶺南(ヨン
ナム)貯蓄銀行は営業停止され、残りの貯蓄銀行はあたふたと増資を終えた。
しかし金融業界では、貯蓄銀行業界構造調整が今年も続くと見ている。新たな収益源の発掘に失敗した貯蓄
銀行業界では、既存の貸し出しに予想できない不良が発生して資本を損なう所が多い。このような状況でいつまで
増資が可能かは未知数だ。増資に失敗すれば結局営業停止が進められることになる。
(2/2) 以上です。