国内設備投資鈍化による潜在成長率下落憂慮 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/03/25/2013032500594.html 最近10年間に国内設備投資増加率はますます下落が続いているのに対し、海外直接投資は年平均17%ほど
増加して対照をなしたことが分かった。これに伴い、国内投資不振長期化により生産能力が落ちて、潜在成長
率下落速度が加速化すると憂慮されている。
大韓商工会議所が25日発表した‘我が国投資推移と示唆する点報告書’によれば、2003〜2012年に国内企業
の海外直接投資は年平均17.2%増加したのに比べて、同じ期間に国内設備投資は4.0%増えるのに終わった。海外
直接投資増加率が国内設備投資増加率より4倍以上高く、特に直前10年間の海外投資増加率(10.7%)が国内投資
増加率(4.8%)の2倍であったのに比べて、格差が一層広がったわけだ。特に1983〜1992年には12.9%あった国内
設備投資増加率は、4.8%(1993〜2002年)、4.0%(2003〜2012年)と鈍化が続いている。
報告書は“最近10年間の海外直接投資増加率は、全世界(12.4%)やG20(11.9%)平均より高い水準”として、
“生産コスト削減と商品市場グローバル化など多様な原因があるが、企業規制や企業家精神弱化なども問題”
と指摘した。
報告書は、国内投資不振解消および投資条件造成のために‘A.S.A.P政策’推進が必要だと提案した。‘A.S.A.P
政策’とは、▲規制緩和(Alleviating regulations) ▲逆差別解消(Solving reverse discrimination) ▲Uターン企業
支援(Aiding U-turn corporations) ▲企業家精神鼓舞(Promoting entrepreneurial spirit)の頭文字を取ったものだ。
大韓商工会議所関係者は、“新政府が企業活動に障害物になる規制を改善して、投資促進のための政策を
多様に広げて、企業が積極的に投資を増やすことができる条件を作らなければならない”と強調した。