【wktk】韓国経済ワクテカスレ 439won【勇退の記念に勲章と死を】
[危機の現代車 5] 対立する労使、貴族VS貴族 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/02/20/2013022001643.html?main_news 昨年執行部が交替した現代自動車労組は、4年ぶりに部分ストライキに突入した。使用側との賃金・団体
交渉がはかどらないために切ったカードがストライキだった。
その結果現代車労組は、史上最高の交渉結果を勝ち取ることに成功した。これまで300%だった成果金は
500%に引き上げられ、年末一時金として960万ウォン(商品券10万ウォン含む)の支給を受けた。大卒初任給
の3分の1を、年末に現金で手にしたわけだ。韓国労働研究院が出した‘月刊労働レビュー’によれば、昨年
支給された一時金を加えると、現代車生産職労働者(正規職)の1人あたり年俸は最高1億1500万に達する。
逆に会社が被った損失は甚大だった。現代車は7〜8月に92時間ストがあり、のべ3万2646台の生産支障を
きたし、起亜車は8〜9月に80時間のストで2万1413台を生産できなかった。これは残業・特別勤務を除くと、
実際の生産支障は現代・起亜車を合わせて14万4000台、金額では2兆7000億ウォンに達する。昨年8月に
我が国の自動車輸出額は1年前より21.7%も減少した。
http://image.chosun.com/sitedata/image/201302/20/2013022001518_0.jpg ▲昨年夏、現代自動車蔚山(ウルサン)第1工場で作業員が正午に作業を止めて退勤準備をしているようす。
現代車労組は、使用側が労組の核心要求案を受け入れないとして部分ストライキに突入した。
◆ 20年間で335日ストライキした労組
最近の円安現象とグローバル自動車企業の牽制に苦しめられている現代・起亜車に、強硬路線に転換した
労組が危機感を加えている。現代車は2009〜2011年には3年連続で無争議妥結に成功して、安定的労使
関係が形成されているように見えたが、これは労組が要求する‘ニンジン’を全部与えた‘不便な同居’に過ぎ
なかった計算だ。
代表的な‘貴族労組’とされる現代・起亜車労組は、会社が重要な変曲点を経るたびに、全面・部分ストラ
イキで願うものを得てきた。これは生産性低下という直接的な被害とともに、会社内外から冷ややかな視線を
浴びる原因になった。
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>>199 つづきです
現代車では1987年から2006年までの20年間に、1994年の一年を除いて毎年慣行的にストライキが行われ
てきた。この期間のストライキ日数はのべ335日に達し、生産支障額は10兆5381億ウォンに達する。20年のうち
ほとんど1年を、ストライキで工場が動かせなかったわけだ。ストライキがなかった1994年には、賃金を13.5%も
破格的に引き上げなければならなかった。
◆年俸増えても生産性は元のまま
このように業界平均をはるかに上回る待遇にもかかわらず、労組次元の生産性向上努力は微小だ。
http://image.chosun.com/sitedata/image/201302/20/2013022001518_1.jpg ▲現代車蔚山工場と海外完成車業者のHPV(自動車一台を作るのに必要な時間)。
HPVが短いほど生産効率性が高い。
現代車蔚山(ウルサン)工場で自動車1台を作るのに必要な時間(HPV・ハーバーリポートの生産性調査参考)
は31.3時間で、ゼネラルモータース(23.0時間)、フォード(21.7時間)、ホンダ(23.4時間)、トヨタ(27.1時間)に比べて
相対的に長い。 それだけ生産性が劣るという意味だ。
http://image.chosun.com/sitedata/image/201302/20/2013022001518_2.jpg ▲現代車蔚山工場は、トヨタやGMなどグローバル企業に比べて生産性が低い。現代車蔚山工場で自動車を
組み立てているようす。
臨時団体協議の核心テーマだった昼間連続2交代制も、交渉過程で乱脈の様相を見せた。昼間連続2交代
制は、1組が午前7時から午後3時40分まで、2組が午後3時40分から翌午前1時半まで勤務する。これまでは
午前8時から午後6時50分までの‘昼間組’と、午後9時から翌日午前8時までの‘夜間組’で勤務していた。
操業短縮にもかかわらず、現代車が昼間連続2交代制を受け入れたのは、これによって徹夜勤務が解消
されて、労働者の生活の質も向上すると期待したためだ。
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>>199,200 つづきです
しかし労組は週末特別勤務だけは従来と同じく、土曜日午後5時から翌午前8時まで深夜に勤務することを
要求している。この時間に特別勤務をすると、徹夜勤務による手当てが最も高くなるためだ。休日深夜勤務は
最大3.5倍の時給が適用されるので、一人一日およそ30万ウォンの手当てを得ることが出来る。
http://image.chosun.com/sitedata/image/201302/20/2013022001518_3.jpg ▲以前の昼・夜間勤務と、昼間2交代勤務に変更された後の時間割。
しかしこれは、徹夜勤務をなくして労働者の生活の質を高めるという、昼間2交代制の当初の趣旨には合わ
ない。労組の中でも休日夜間に勤めることに対しては、不満の声が強いと伝えられた。労使は昼間2交代制で
週末特別勤務方式を調整中だが、施行が半月後に迫った今も合意に至っていない。
ファン・ヨンヒョン韓国経営者総協会労使対策チーム長は、“最近では労使間の信頼が企業の生産性に決定
的な影響を及ぼしている”として、“現代・起亜車が世界的な自動車企業群に入るためには、合理的な労使文化を
早期に定着させなければならない”と話した。
◆現代・起亜車労務担当、役員の‘墓’
このように事案ごとに使用側と対立する労組のために、‘神の職場’と呼ばれる現代・起亜車でも‘労務担当
役員’は短命に終わる。起亜車は昨年10月に労使交渉実務責任者であった労務支援事業部長(常務)を電撃
解任した。該当事業部を担当してからわずか7ヶ月だった。昨夏の長期ストライキで起亜車の売り上げ損失が
大きく、賃金引き上げ・昼間連続2交代制など労組の要求を全て受け入れたのが解任理由だった。会社のため
に勝ち取ったものがなかったという問責も受けた。
http://image.chosun.com/sitedata/image/201302/20/2013022001518_4.jpg ▲昼間連続2交代制をテスト実施した2013年1月7日、普段より勤務をはやく終わらせた1組労働者が、
午後3時40分ごろ現代車蔚山工場正門から退勤している。
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