為替19ウォン安、16ヶ月で最大の下げ幅。1093.5ウォンで終了 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/01/28/2013012801582.html ウォン為替レートが一日に19ウォンも安くなった。一日の下落幅としては16ヶ月間で最大水準だ。
28日ソウル外国為替市場で米ドルに対するウォン為替レートは、前取引日より19ウォン安い1ドル1093.5
ウォンで取り引きを終えた。為替レートの一日下落幅がこのように大きかったのは、2011年9月26日(1195.8
ウォン)に前取引日比29.8ウォン下落して以来になる。為替レートは23日から4日間で31.2ウォン下落した。
この日為替レートは、ヨーロッパ銀行の長期貸し出しプログラム(LTRO)償還のニュースが伝わり、7.5ウォン
安い1082ウォンで取引が始まった。ヨーロッパ中央銀行(ECB)は25日(現地時間)、"2011年末と昨年の初めに
中央銀行の長期貸し出しプログラム(LTRO)を利用した銀行のうち、278行が30日に総計1372億ユーロの貸し
出し金を償還する予定"と発表した。これを受けて、国内に流入したヨーロッパ系資本が回収され、資本が
流出するだろうという憂慮から、ウォン安の流れが継続した。
国内有価証券市場で、外国人が6取引日連続で売り越ししているのもウォン安に影響を及ぼした。外国人は
21日に売り越に転じて以来、25日とこの日だけ合わせても1兆ウォンを越える株式を売却した。
外国系資本の流出が続き、午後2時30分ごろには1ドル1085ウォンを越え、これに対し域外参加者が積極
的にストップロスで加勢したことから、30分で1093ウォン台まで下落した。
イ・テホ現代先物研究員は、"これまで我が国のファンダメンタル水準以上に流入したホットマネーが、
自然に抜け出ている現象"として、"為替レートは変動性が小さかった昨年下半期とは違い、これからは
変動性が大きくなるだろう"と話した。
この日コスピ指数は6.98ポイント(0.36%)下がった1939.71で取引を終えた。ドル・円為替レートは午後3時52分
現在0.14円高い1ドル90.9円、ユーロ為替レートは0.0008ドルユーロ安の、1ユーロ1.3455ドルを記録中だ。