【内ゲバもとい総括で忙しいが】海江田民主党等研究第17弾【春になったら本気出す!】

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288日出づる処の名無し
>>287のつづき

 「安倍氏の頼みなら、受ければいい。有識者として会議で正論を述べればい
いじゃないか。その正論を採り入れるかどうかは政治が判断することだから」
 「再登板」の是非を相談に出向いた竹中に、小泉はこうお墨付きを与えた。
「第2次安倍内閣はこのままでは『経産官僚内閣』と化すのではないか」と周
辺に漏らす竹中。規制改革や法人税減税などの「構造改革」で論陣を張れば、
「成長戦略」との路線対立が表面化しかねない。小泉政権で竹中諮問会議に経
産省は冷ややかだった。攻守ところを入れ替えた「再戦」だ。

■危ういが魅力的な維新人脈

 竹中は維新代表代行の橋下徹とホットラインを構築している。年の瀬にも大
阪市に姿を見せた。衆院選で橋下とみんなの党代表の渡辺喜美は候補者調整や
政策を巡って大同団結できそうでできなかった。両者に「第三極新党」へ合併
せよと最後まで説き続けたのは竹中である。竹中と橋下維新、みんなの党は既
得権打破につなげる「構造改革」の路線で通じあう面がある。
 衆院は自民、公明両党の連立で3分の2を超えるが、参院で過半数に届かな
い。衆院で3分の2以上による再可決で法案は成立するが、日銀総裁などの国
会同意人事は参院の可決も必須。民主党と協調するか、みんなの党や維新、新
党改革などと連携するかの選択だ。菅が秋波を送り、飯島が警戒する竹中の人
脈。安倍にとって危ういが引かれる「劇薬」なのだ。=敬称略

(おわり)