>>37 04:45あたり〜
宮崎 「新聞などによると『追加緩和10兆円』とか、それから朝日新聞なんか『物価目標検討へ』というような見出しが出ておりますので、
そういう方向ということになると思いますが、ここで気をつけなければならないのは、きっと新聞とか場合によってはテレビも、
『日銀が政治に負けてしまった。これは非常に危険な兆候だ』というようなことを、(日銀の)独立性に対する侵犯だというようなことを
必ず書いてきます。特に朝日新聞の”原真人編集委員”なんか必ず書いてきます。で、これに対して私は日銀法4条というのを
ここでもう一度確認しておきましょう。これは日本銀行は何か、どんな仕事をするところかということを書いた日銀の法的根拠です。
『日本銀行は、その行う通貨及び金融の調節が経済政策の一環をなすものであることを踏まえ、
《宮崎注:ここが重要なんですが》 それが政府の経済政策の基本方針と整合的なものとなるよう、
常に政府と連絡を密にし、十分な意思疎通を図らなければならない。』
要するにこの番組でも私が申し上げてるように、経済政策の大枠を決めるのは金融政策も含めて、この基本的な方針を決めるのは
政府なんです。民主主義社会のルールですから選挙によって選ばれた人たちがそれを決める、民意を得た人が決める。これがいわゆる
『目標の独立性』というもの。ちゃんと明確に金融政策の目標をどちらが決める、主体なのかということを残念ながら日銀法は明確には
していないんですけども、少なくとも日銀には政府の基本方針に反するような金融政策をとることはできない。で、そういう事態を未然に
防ぐように、日銀に対して政府との協力関係、不断の協力関係を求めている訳です。ですから白川さんが安倍さんのところに行っても
何の不思議もありません。
日本の日銀法は一般に独立性が強いと言われているんですが、その今の現行法の範囲の中でも全く独立性に反するようなことは
ないですから、もし明日の新聞でそういうことが書いてあって、『政治の不当な介入に日銀が折れた』というようなことが書いてあったら
バ カ ! !
と言ってやるべきです。その新聞の紙面に向かって
バ カ ! !
と言ってやればいいんです」
哲っちゃん、新しい芸風を覚えたんだね♪w