最新国際基準で国家借金468.6兆、GDP比37.9%(総合) 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/12/24/2012122401143.html 最新の国際基準に合わせて改編された財政統計では、国の借金が昨年の時点で468兆6000億ウォンにのぼり、
国内総生産(GDP)比37.9%に達することが明らかになった。これは、これまでの財政統計に基づいて算出した昨年の
国の借金規模420兆5000億ウォンより48兆1000億ウォン多く、GDP比34%に対して3.9%ポイント高い水準だ。
企画財政部は24日、最新国際基準であるIMF(国際通貨基金)の政府財政統計基準(GFS) 2001年基準を適用した
一般政府借金規模を発表した。
最新国際基準は、これまでの財政統計基準(IMF GFS 86年基準)が現金主義に基づいていたこととは異なり、発生
主義会計基準を適用して未支給金や預り金を含め、包括範囲も政府の役割を果たす非営利公共機関の借金まで
含むものだ。ここに該当する非営利公共機関は、国民年金・預金保険公社・韓国資産管理公社など151機関になる。
原価補償率が50%以下である機関と、50%を超過しても政府販売比率が80%以上である機関だ。
しかし、国民年金の国債保有額は除外した。新基準が151公共機関の借金を含んでいても、政府借金規模が大きく
増えなかった理由だ。従来統計方式は政府(公的資金管理基金)で発行した、すべての国債を国の借金として集計
していたが、最新国際基準は国民年金を政府と認定するためだ。昨年国民年金が保有していた国債規模は108兆
1000億ウォンで、この金額は新統計で集計された国家債務には含まれない。
今回の財政統計改編によって、国の借金を測定する指標は3つに増えた。5月に発表された‘財務諸表上借金’(773兆
6000億ウォン)と、現金主義国家債務基準(420兆)、今回新しく発表された政府借金だ。国会に提出する‘財務諸表上
借金’との最も大きな違いは、軍人年金・公務員年金などの引当金が抜けている点だ。政府は年金の今後の増減を
実施する時期が確定していないために、他国と比較する借金額には含まなかったと説明した。
現金主義国家債務は、国家財政運用計画や債務管理計画を立てる時に財政運営の目標指標に使われ、今回の最新
国際基準に基づく一般政府借金は、国家間財政健全性比較などに活用される。財務諸表上借金は資産対負債比率など
正確な財政状態を把握して、年金引当金など潜在借金を反映し、より積極的な財政危険管理判断指標として使われる。
今回の基準にともなう一般政府の対GDP比負債率(37.9%)は、米国(102.2%)、日本(205.3%)、ドイツ(86.4%)、経済協力
開発機構(OECD)平均(102.9%)より健全だと、企財部は説明した。しかし英国など主な先進国では、すでに発生主義で
ある‘GFS 2001’を基準として国家借金を算定してきたが、わが政府は包括範囲がさらに狭い‘GFS 1986’を固持して
いたことに対し、一部では“国家借金をわざと少なく算定するためではないか”という疑惑を提起していた。