三星、アップル・HTC交渉条件の公開を要求。米損害賠償額'変数' 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2012111709493644766 UI特許が含まれる場合、アップルに負担になることも
三星電子が、アップルとHTCの特許交渉内容公開を要求した。アップルがHTCに差別的な条件を提案していないかが
核心の争点で、米国裁判所の損害賠償額決定にも影響を与えそうな展望だ。
16日(現地時間)特許専門ブログ フォースペイトンツによれば、三星電子はこの日、カリフォルニア北部地方裁判所へ、
アップル・HTC特許交渉と関連した文書公開を要請した。
アップルとHTCは、特許交渉の具体的な内容は公開していない。どの特許をどの価格で使うことにしたのかは分から
ないが、アップルの使用者環境(UI)特許が交渉内容に含まれている可能性が提起される。これまでアップルはバウンス
バック、ピンチツーズームなどUI特許に対しては、どの業者ともライセンス契約を締結しないと明らかにしてきた。
もしアップルがHTCとUI特許に対してライセンス契約を締結していたとすれば、三星電子との訴訟で負担になる可能性
が高い。米国裁判所は交渉による解決を強く求めているため、アップルはUI特許と関連して強硬な立場を維持しにくい
展望だ。アップルは陪審員団が三星電子に命令した10億ドルの損害賠償の他に、7億700万ドルの追加損害賠償を要求
しているが、裁判所に対しこの金額が過剰でないことを説明しなくてはならない。
同じ特許に対して、アップルがHTCに要求した使用料が相対的に低いことが明らかになれば、アップルの負担はさらに
大きくなりえる。アップルとHTCは10日に共同声明を出し、2010年から続いてきた特許紛争に合意し、今後10年間の特許
ライセンス契約を締結したと明らかにした。HTCは2013年の1年間に、アップルへ最大3000億ウォンを支払うことになると
見られている。
両社の特許合意が伝わると、シン・ジョンギュン社長は"三星電子はアップルと交渉する意思がない"と明らかにして、
特許訴訟で強硬な立場を維持する意向を明確にしている。