三星電子、見た目だけのR&D月1兆ウォン?"基板一枚買うのも大変" 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/11/16/2012111601821.html 三星電子で研究開発(R&D)業務に就く研究員は、最近1年間で研究費執行が厳しくなっていることを最近実感している
と話す。必要経費はもちろん、研究開発のための新しい回路基板を購入するにも手続きが面倒になったためだ。中間
管理職も、避けられない状況でなければできるだけ購入を自制するようにと指針を出している。
ギャラクシーシリーズの販売好調で‘上手く行いっている’無線事業部とは異なり、他の事業部所属研究員は研究開発
費の執行手続きが面倒になったことで危機を感じているわけだ。
16日業界によれば、第3四半期に史上最大実績を出した三星電子は、無線事業部を除いた多くの事業部門で展望が
不透明になっていることから、R&D分野でも腰のベルトをきつくしめていることが分かった。
食べることと同じくらい重要な必要経費の使用を自制するのはもちろん、資材購買もできるだけ不必要な支出をしない
ように推奨している。研究員には製品の研究開発に使われる回路基板や部品購買の数と頻度を減らすようにさせる一方、
決済過程でも詳細な部分まで確認するなど手続きが面倒になるなど、研究費執行が厳しくなってるということだ。
三星電子は世界的な不況でも、研究開発(R&D)投資額が10兆ウォンを大幅に越えると予想される。三星電子の第3
四半期報告書によれば、今年第3四半期までの累積研究開発費は8兆8737億ウォンに達している。1ヶ月あたり1兆ウォン
近くを研究開発費に投資してきたわけだ。
これは不況であるほど研究開発に果敢に投資して、これを突破しなければならないという戦略によるものだと分析されて
きた。しかし、実績が落ち込んでいる事業部研究員の体感温度は大きく異なる。研究費使用に負担が少なかった時期を
知る社員の間には、“‘乾いたタオルをもっと絞っている’という言葉が出てきているほどだ”と内部関係者は伝えた。
一部では、会社が実際の研究開発投資よりも、研究団地建設に過剰に投資している不満が出ている。業界によれば、
三星電子は来年稼動を目標にしている、水原(スウォン)研究所R5、水原電子情報研究団地、華城(ファソン)部品研究
棟のほか、2015年を目標にソウル牛眠洞(ウミョンドン)にR&Dセンターを建設している。
牛眠洞R&Dセンターは延面積33万平米(10万坪)、地上10階、地下5階、建物6棟が建設され、建設費だけで1兆ウォンに
達する。ある関係者は“基板一枚買うにも骨を折っているのに、(牛眠洞R&Dセンター)は建物は着々と仕上がっている
ようだ”として、“明確な実績を出さない限り、来年も事業部開発チームの研究開発環境は良くないようだ”と話した。