'キムチの漬込物価'非常…ダイコン・ハクサイの価格、昨年より二倍上がって
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=001&aid=0005924132 生産者物価3ヶ月間上昇…年末物価の不安要因
(ソウル=聯合ニュース)イ・カンウォン記者=キムチを漬ける季節を控え、大根とハクサイの価格が、昨年より二倍ほどぐんと上昇した。
農林水産品の価格上昇と電気・水道・ガスの公共料金まで上がり、生産者物価は3ヶ月間騰勢を見せている。年末物価不安を懸念させる
大きな課題だ。
韓国銀行が9日に出した'2012年9月生産者物価指数'を見れば、生産者物価は前年同月比0.2%上昇した。
生産者物価指数は、今年4月2.4%、5月1.9%、6月0.8%と低くなり、7月には-0.1%で底を打った。以後、上昇に反転して8月0.3%、9月1.0%、10月
0.2%と3ヶ月間上がっている。
10月の生産者物価は、前月比では0.7%落ちた。しかし、前月の深刻な台風被害で農林水産品を中心に生産者物価が大きく上がった事に
よる一種の'錯視'に過ぎない。
韓銀関係者は"キムチを漬ける季節を控え、農林水産品を中心に生産者物価が上がり心配になる"と話した。
10月の農林水産品物価は、前年同月比で3.3%上がった。特に野菜類は18.3%、果実類は32.1%も上昇した。
品目別には、ダイコンが前年同月比109.6%も暴騰した。ハクサイは80.9%上昇した。キムチの漬込み品目である唐辛子が26%下がったが比
重が大きくなく、キムチの漬込物価負担を減らす程ではない。特にダイコンは前月に比べても30.8%も上昇した。台風被害で作物状況まで
悪かったことが要因だ。
一方、世界的な景気低迷と国際石油価格下落の影響で、工業製品物価は前年同月に比べて0.7%下がった。前月比でも0.6%下落した。
世界景気回復が遅れて国内建設景気が振るわず、1次金属製品の物価は前年同月比7.1%下がった。前月に比べても2.0%下落した。
代表的な公共サービスである電力・水道・ガスは、前年同月比では4.9%、前月比では0.1%上がった。今年下半期の公共料金引上げが原
因と見える。
サービス物価は、昨年同月より1.2%、直前月よりは0.1%それぞれ上がった。
韓銀関係者は"生産者物価が騰勢なので、年末の消費者物価が不安になる可能性がある"と話した。