1兆のイージス艦に"ゴミを避けて通りなさい"という軍 【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2012/10/11/2012101100260.html http://image.chosun.com/sitedata/image/201210/11/2012101100254_0.jpg 西獄成竜のソナー保護装備破損、防衛事業庁が臨時弥縫策
我が海軍の三艦目のイージス艦'西獄成竜'(7600t級)のソナー(音波探知装備)保護装備が、水中に漂う浮遊物質に
ぶつかって破損したことから、軍がこれに対する対策として海中ゴミなど浮遊物質を避けて航行するように指示していた
ことが分かった。
防衛事業庁が10日、民主党アン・キュバック議員室に提供した資料によれば、西獄成竜は今年3月の航海途中に、
ソナーを保護する装備である'ウィンドウ'が損傷した。海軍はウィンドウの水中部分が確認出来なかった水中の物体に
ぶつかって衝撃を受け、これによってウィドウ上部と下部が破損したと推定している。ソナーには損傷がなく、軍はウィン
ドウの損傷部分を緊急修理した。該当ウィンドウの強度が弱くなって交換が急がれている実情だが、新しいウィンドウの
確保は来年2月になるため、実際の交換時期は8月と予想されている。防衛事業庁はこの対策として'航海中における
水中の富裕物質との接触回避'を出した。
ソナーのウィンドウ破損は今回が初めてでない。韓国型駆逐艦(KDX-II)のカン・ガムチャン(4500t級)艦でも2007年に
航海中にウィンドウが損傷を受けて修理をした。軍はこのような状況でも、ソナーウィンドウ製造時に強度基準を用意して
いないと確認された。
ソナーウィンドウの破損は、ソナー破壊につながりかねず、敵潜水艦探知が難しくなるということを意味する。
イージス艦の一隻あたりの価格は1兆1000億ウォンであり、ソナーウィンドウは約10億ウォンかかると伝えられた。アン
議員は"イージス艦価格の1000分の1もならないソナーウィンドウの強度が弱いために、イージス艦が浮遊物質を避けて
航行しなければならないということは納得し難い"として、"ウィンドウ製造基準を強化しなければならないだろう"とした。