'即時年金金利下落'、富裕層30年国債へリスク分散 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/09/13/2012091302334.html 高額資産家を中心に、11日に初めて発行された国債30年物が大人気を呼んでいる。これまで高額資産家は即時
年金を通じて節税と収益を得ていたが、低金利基調が続いて即時年金の公示利率が落ちていることから、これを
ヘッジ(分散)しようとする意図が強くなっていると見られる。
14日金融業界によれば、金融機関6社で構成された国債引き受け団(三星証券、東洋証券、大宇証券、SK証券、
ハナ銀行、BNPパリバ銀行)は、政府から配分された国債30年物4060億ウォン分を事実上全量販売した。
しかし一部銀行にはプライベートバンカー(PB)を通じて、依然として高額資産家から30年物国債買い入れの問い
合わせが続いている状況だ。
パク・ウンギョン三星証券三成洞(サムソンドン)支店PBチーム長は、“高額資産家が即時年金に加入していた
理由は税制恩恵のためだったが、今後金利が下落すれば収益が落ちることになる”として、“しかし国債30年物を
買っておけば金利が落ちるほど売買差益が可能になるため、ヘッジ効果がある”と話した。彼は“さらにこれまでの
米国やドイツの長期金利推移を見ても、右下がりになっている”として、“今買っておけば後で利益が出ると考えて、
投資魅力があると判断している”と説明した。
三星証券は6社で最も多いおよそ1200億ウォンの配分を受けたが、2日間で1000億ウォン分を売り、残り200億
ウォンもすでに個人や一般法人などが予約をしている状況だ。三星証券は来月上旬に発行される1200億ウォン
規模の30年物国債でさらに配分を受けて、個人客などに販売する計画だ。これも数日で完売する可能性が高いと
見られる。
KDB大宇証券も配分された800億ウォンを完売し、ハナ銀行は11日に配分された500億ウォンを一日で売り切った。
SK証券とBNPパリバ銀行もそれぞれ500億ウォンと200億ウォン分を完売した。
(1/2) つづきます
>>284 つづきです
三星証券の関係者は“低金利基調が続いているため短期差益を狙うことができると考える顧客が多く、反応が
良かった”と話した。
11日終値基準として国債30年物金利は3%で、国債20年物の3.05%より0.03%ポイント低かった。韓国経済の長期
低成長憂慮と長期物に対する需要が高まって、長短期金利現象が拡大している。満期が短い債権金利は低く、
満期が長い債権金利は高いのが理論的に正常だが、逆転現象が発生しているのだ。
カン・ジヒョン ハナ銀行営業1部PBセンター長は、“韓国経済の長期低成長の可能性に備えてポートフォリオを
多角化しようとする次元で、国債買い入れを問い合わせしたり買い入れを検討する投資家が数多い”と話した。
(2/2) 以上です