内需がた落ち、デパート・マート売り上げ3ヶ月連続減少 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/3/01/20120909/49242464/1 自動車内需3年7ヶ月ぶり、カード承認増加率は3年で最低に
ヨーロッパ危機'9月峠'、政府2次財政投資で景気浮揚
7月に瞬間的に頭を上げた内需が、再び沈んでいる。デパートと大型マートの売り上げは初めて3ヶ月連続で同時に
減少し、クレジットカード利用金額も金融危機後初めて一桁の増加率に落ちた。
世界経済危機の震源地であるヨーロッパでは、財政危機の去就を分ける大型のイベントが今月に集まっている。
対外不確実性の拡大によって内需と輸出の同時不振の憂慮も高まっていることから、政府は10日に2兆ウォン規模と
推定される2次財政投資強化対策を出して、景気浮揚に出る方針だ。
9日企画財政部が把握した8月小売り部門速報によれば、内需部門の代表的な指標であるクレジットカード国内承認
額は、昨年8月(38兆6千億ウォン)に比べ8.0%増えるのに終わった。一桁の増加率は2009年10月(9.4%)以来初めてだ。
2009年11月から33ヶ月間続いた2桁増がついに終わった。8月の増加率は2009年7月(7.3%)以来、3年1ヶ月ぶりになる
最低値だ。
先月の主なデパートと大型マートの売り上げは、それぞれ6.1%と3.5%減った。今回のデパートの減少率は調査資料が
蓄積され始めた2005年以降最悪だった、2007年1月(-6.2%)に近い水準であり、さらに3ヶ月連続減少は初めてのことだ。
休日営業規制の影響を受けた大型マートは、初めて5ヶ月連続で売り上げが減った。ただし営業規制がほとんど解除
されたことで、8月の減少率は7月(-8.2%)より鈍化した。
ガソリン消費量も2.1%減り、7月(-2.1%)に続いて2ヵ月連続のマイナスになった。これは乗用車利用が減ったという意味
で、それだけ消費が縮小していると解釈できる。
自動車国内販売も、24.9%も減った8万6千72台に終わった。金融危機が実物経済に及ぼす衝撃が最高潮に達した
2009年1月(7万3千874台)以来最も少なかった。
消費財と資本財、原材料輸入は3ヶ月間同時に減少傾向を見せていて、内需と輸出の両方が萎縮していることを
見せた。
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内需指標の一つである消費財輸入は、3月から8月まで6ヶ月連続で減った。3〜7月にそれぞれ-4.2%、-7.4%、-5.7%、
-7.7%、-3.8%減に続いて、8月(1〜20日)は11.6%も減少して2桁まで減少率が増えた。2009年8月(-23.5%)以来最悪だ。
6ヶ月連続の減少は、金融危機のあった2009年10月に減少傾向が止まって以来初めてだ。
国内設備投資の先行指標である資本財輸入は、8月に18.2%も減って4ヶ月連続で下降を続けた。内需と輸出に使わ
れる原材料は、原油価額上昇にもかかわらず8月は7.8%減って3ヶ月連続減少になり、その幅も大きくなった。
JPモルガンはこのような輸入急減に"輸入の40〜50%が輸出のための輸入であることを考慮すれば、当分輸出劣勢が
続くだろう"と見通した。
世界経済は今月に集中しているヨーロッパ財政危機関連日程で分岐点に立っている。今月最初のイベントになった
6日(現地時間)ヨーロッパ中央銀行(ECB)通貨政策会議は、無制限国債買い入れ方針を出して出発は順調だった。
12日にはヨーロッパ連合(EU)執行委員会の単一銀行監督機構設立案発表、ドイツ憲法裁判所によるユーロ貨幣安定
機構(ESM)の違憲審査発表が続く。14〜15日にはユーロゾーン財務長官会議が開かれ、ギリシャとスペイン問題を扱う
ほか、今月中にEUとECB、国際通貨基金(IMF)で構成されたいわゆる'トロイカ'代表団が、ギリシャ事態の運命を導く緊縮
履行実績評価報告書を出す。
来月にはスペインの大規模国債満期が到来する。'ECB効果'でスペイン国債金利は7日、4ヶ月ぶりに5%台に低くなった
が、353億ユーロの満期は依然として不安要因だ。
対外条件に振り回される可能性が高まっていることから、政府は第2次財政支援強化対策を用意した。10日発表する
対策には、'非伝統的方式'を活用した2兆ウォン規模と推定される財政投資対策が盛り込まれる。
政府はまた、7月にスタートした企財部と金融委員会、韓国銀行、金融監督院などの副機関長級常設協議体である
マクロ経済金融会議を、操り上げ開催する案も検討している。企財部の関係者は"四半期ごとに開かれる定期会議
日程を調整して、今月に前倒しで開催する案を議論している"として、"対外条件に注目しながら、国内実物経済、金融・
外国為替分野の健全性などを点検する計画"と話した。
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