LCC経営難、‘無理な進出?’ 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/New2/3/01/20120909/49242654/1 5社のうち2社が経営難、"損益分岐点に達したところは無い"
'オーナーリスク'浮上、売却も難航
低価格航空会社(LCC)のティーウェイ航空に続いて、イスター航空も経営難に陥って存続が危険な状態だ。
国内LCCは、済州(チェジュ)航空(アキョン グループ)、ジンエアー(大韓航空)、エアー釜山(プサン)(アシアナ航空)、
イスター航空(ケイアイシーグループ)、ティーウェイ航空(旧トマト貯蓄銀行、現預金保険公社所有)の5社だ。
9日国土海洋部と航空業界によれば、現在5社あるLCCのうち後発2社の財務構造が悪化していて、財務構造改善や
売却が推進されている。
これら航空会社が深刻な経営難に陥ったのは、資金力が脆弱なオーナーが無理に航空業に進出したり、経営能力
や、意志が弱いためという指摘が出ている。
航空業免許許可基準を大幅緩和したことが、このような事態を招いたという指摘も出ている。
◇資金力脆弱な'オーナー'低価格航空会社相次いで経営難
ティーウェイ航空は、実質的な大株主であるトマト貯蓄銀行の営業が停止されたため、市場へ売却に出てきた。創業
投資会社である新報総合投資が前身である漢城(ハンソン)航空を買収し、トマト貯蓄銀行から150億ウォンの貸し出し
を受けたのが禍根だった。資本全額蚕食状態であるティーウェイ航空は、借金が資産を超過する金額は昨年末の180億
ウォンから、最近は260億ウォンに増えた。
イスター航空が経営難に陥ったのも、オーナーが相対的に資金力が脆弱なためだという分析だ。ケイアイシーグルー
プは、上場企業ケイアイシーとセマングム観光開発、エース理工など10社あまりの系列会社が互いに財務的に深く
結びついている。
実質的なオーナーである民主統合党のイ・サンジク議員(全州完山(ワンサン)選挙区)が4月の総選挙で政界に進出
したことから、会長職と保有率が100%近いエース理工株を実兄のイ・ギョンイル イスター航空会長などに渡した。
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>>302 つづきです
韓国信用評価は"イスター航空は、原油高と新規投資額負担で大幅赤字が出ていて、増資を通した財務構造改善が
必要だ"として、"グループレベルで一部不良系列会社整理と資産売却で現金確保に出たが、すでに借入れ金が大きく
かさんでいるため、早期の財務構造改善は容易ではないだろう"と展望した。
◇航空会社輸血、グループが同時に不良化の可能性も
航空会社は資金力がしっかりしてなければ、継続企業として存続が不可能だというのが業界の分析だ。
通常LCC設立するには500億〜600億ウォンの資金が投入されるため、今後も追加で500億ウォンを一度に注入すれば
赤字を抜け出して黒字を出せると見ている。2008年前後の就航を目標にしていた、コスター航空、大洋航空、中部航空、
タイチョ航空、嶺南(ヨンナム)エアーなども、資金負担から姿を消した。
アキョン グループが出資した済州航空は、資本金こそ設立当時は150億ウォンに過ぎなかったが、現在は1千100億
ウォンまで拡大し、昨年黒字転換に成功した。
国土部のある関係者は、"航空会社には多くの資金が投入されなければならない"として、"財力が強固なオーナーが
絶えず投資して基盤を整え、収益が改善される時まで待たなければならない"と指摘した。
LCCの関係者は"現在あるLCCのうち、累積で損益分岐点を達成したところはまだ一社もない"として、"3年連続黒字
基準を充足できないため、上場も出来ずにいる"と話した。
航空会社に対する莫大な投資が原因になり、グループ全体が不安定になる危険もある。アキョン グループは済州
航空の資本金を1千億ウォンまで増やす過程で、グループ全体経営が萎縮したことがある。
韓国信用評価は"イスター航空など関連会社に対する資金貸与と支給保証で、実質的な持株会社であるケイアイシー
の負担が大きくなっている"と指摘した。
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