【問責なんて気にしないわ】野田民主党等研究第460弾【解散だってだってだってお蔵入り】

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224日出づる処の名無し
>>213
朝日が日露戦争をマンセーした事をもって保守化したとか言ってる奴がいるが、日本の思想対立の構造が分かってないな。
日本の対立構造は

1. 親大陸派 (共同体主義、ランドパワー、大陸国家)
親アジア主義、親儒教、親社会主義、親官僚制(=中央集権)、
親全体主義、親人治主義、親合理(観念)論、親水戸学、親平田派国学、親朱子学
2. 親英米派 (自由主義、シーパワー、海洋国家)
親国際主義、親仏教、親資本主義、親封建制(=地方分権)、
親自由主義、親立憲主義、親法治主義、親経験論、親国学(本居宣長)、親徂徠学、親陽明学

1. 親大陸派 は皇室を認めるかどうかで 国家社会主義(親ドイツ)か共産主義(親ソ連)に分かれ、
2. 親英米派 は伝統の重視の度合いで 保守主義と自由主義 に分かれる。

今風の言葉で言えば、反米保守は親大陸派で、親米保守は昔ながらの親英米派なんだよ。
両者は戦後、反共産主義という一点で手を組んだ訳だが、元々は水と油。
共産主義が崩壊した90年代以降、元の親大陸派VS親英米派の構図に戻っただけの話。
戦前の革新官僚や軍部の中の国家社会主義者に儀装した共産主義者が沢山いたってのは有名な話で、この両者は天皇の扱いを除いては対立点はないから、転向は簡単。
西部邁、小林よしのりも何度も転向してるでしょ。
でも、親大陸派は絶対に親英米派にはなれない。逆もしかり。根本の思想が違う。

で、日露戦争の評価について言えば、「白人に対する被支配者有色人種の勝利」と言う点を重視するのが親大陸派の特徴で、
英米日の文明国が専制的(=アジア的)なツァーリのロシアに勝利したと言う点を重視するのが親英米派の特徴。
当時の人々はどう思っていたかと言うと、圧倒的に後者が多いだろね。
当時の一般の日本人は文明の度合いを肌の色よりも重視した。

このように考えると、朝日が日露戦争を賛美したのは何の不思議も無い。
国家社会主義と共産主義の間は容易に転向できる。
そのうち、大東亜戦争の「白人支配からの解放」という面について賞賛する日も近いだろうね。
そして孫文のアジア主義の訴えだが、中国は伝統的に日本と英米との離間を企てるのに熱心で、孫文は日英同盟にも強硬に反対していた。
今の中国の日米同盟反対と同じだな。これに東洋の王道だなんて感動してる奴は馬鹿としか言いようが無い。