アパート集団貸し出し延滞率再び上昇、7月末1.72% 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/08/30/2012083000894.html 企業貸し出し延滞率も大きく上昇、城東造船の1.2兆延滞が影響
首都圏を中心としたアパート契約解除訴訟の影響により、アパート中途金や残金など集団貸し出しの延滞率が、先月
から再び上昇傾向に切り替えた。企業貸し出し延滞率も、城東(ソンドン)造船が先月1兆2000億ウォンの大規模延滞を
したことで大幅に上昇した。
30日金融監督院によれば、7月末現在の国内銀行の集団貸し出し延滞率は1.72%で、前月比0.9%ポイント上がった。
高い数値が続いている集団貸し出し延滞率は、今年5月の1.69%から6月には1.63%と多少停滞したが、再び上昇に切り
替えている。
4月の時点で、アパート契約解除のために貸し出し銀行や施工者を相手に債務存在確認訴訟を行っているアパート
事業場は首都圏を中心に28ヶ所あり、原告人数と訴訟金額はそれぞれ4190人と5000億ウォンに達している。
集団貸し出し延滞率が上昇したために、銀行の住宅担保貸し出しと家計貸し出し延滞率も上昇した。集団貸し出しを
含む住宅担保貸し出し延滞率は先月0.83%と前月比0.9%ポイント上昇し、全家計貸し出し延滞率は0.93%と1ヶ月前より1%
ポイント上昇した。先月の集団貸し出しを除いた住宅担保貸し出しの延滞率は0.39%であった。
金融監督院関係者は、“集団貸し出し延滞率は施工者とアパート契約者間の訴訟の影響が大きく、短期間に解決され
ることは難しいと見られる”と話した。
国内銀行の企業貸し出し延滞率は、城東造船が1兆ウォン以上を延滞したために7月末に1.73%を記録、1ヶ月前より
0.41%ポイント上がった。これは昨年11月(1.99%)以来8ヶ月ぶりの最高値だ。大企業貸し出し延滞率は1.63%で、0.83%
ポイント上昇し、中小企業貸し出し延滞率は1.76%で0.27%上がった。金融監督院関係者は“建設業と不動産PF貸し出し、
船舶建造業の新規延滞が増えた”と話した。
先月国内銀行の全体延滞率は1.36%で、0.27%ポイント上がった。先月新規に発生した延滞は4兆1000億ウォンで1兆
8000億ウォン減ったが、銀行が先月整理した延滞債権は1兆1000億ウォンで4兆2000億ウォン急減した。延滞債権残高
は7月末14兆9000億ウォンで、6月末から3兆1000億ウォン増加した。
金融監督院関係者は“建設業と船舶建造業など不良可能性が大きい部門を持続的に管理して、危機時に備えて引
当金積み立てを強化するように誘導する予定”と話した。