建設・造船・金融に構造調整の激しい風 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/New2/3/01/20120809/48511662/1 http://news.donga.com/IMAGE/2012/08/09/48511651.1.jpg 専門家“成長動力を害さないか憂慮”
ヨーロッパ財政危機の影響で不況が長期化し、国内の産業・金融界にも構造調整の激しい風が吹き始めた。
9日関連業界によれば、不動産市場低迷の直撃を受けた建設業界は最近社員削減に乗り出している。 碧山(ピョク
サン)建設は2008年の金融危機まで役職員数が600人水準だったが、最近300人近くまで減った。法廷管理に入った
風林産業は1000人から650人に、ウリム建設も400人で140人程度へ社員が減った。三星重工業は昨年末に建設事業
部20人を三星エバーランドに転属させたのに続き、最近80人を追加でエバーランドへ配転した。
今年大幅な収益減少が予想される金融業界も、構造調整の風が激しくなっている。現代カードは手数料率引き下げ
などで実績悪化が憂慮されたことから、先月中旬20個のチームを整理した。現代カードの純利益は2010年の3500億
ウォンから、今年は2000億ウォン以下に落ちると予想される。BCカードはすでに昨年、理事職級をなくすなどの組織
改編を実施し、三星ンカードは昨年11月に名誉退職を募集した。
深刻な不況に陥っている造船業界は、不況を持ちこたえるために流動性確保にありったけの力をふりしぼっている。
主力事業が造船と海運業であるSTXグループは、非上場のグループ会社や海外資源開発保有株を売却して、流動
性を確保するために努力している。現代重工業は先月現代車株を売却して現金7500億ウォンを用意したほか、会社
債も発行した。
キム・ジョンソク弘益(ホンイク)大教授(経済学)は、“景気低迷期の構造調整は避けられない現象だが、企業の成長
動力を維持するため、労使間譲歩により雇用水準をある程度維持して、青年層雇用を持続する必要がある”と助言した。