5月IT輸出、携帯電話の海外生産増加で減少傾向 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/06/07/2012060701045.html 我が国の輸出孝行息子品目であるIT製品が、5月に入って今年最大の輸出額と黒字を記録した。しかし携帯電話
の海外生産比率が増えていることから、昨年同期と比較すると輸出額と黒字幅の両方で減少した。
知識経済部は、5月のIT輸出が前年同月比3%減少した129.4億ドル、輸入は8.4%減少した63.7億ドルをそれぞれ記録
したと7日明らかにした。輸出額から輸入額を引いた収支は65.7億ドルの黒字を記録した。
しかし、IT輸出額と収支が今年最高の実績を記録したにもかかわらず、昨年と比較して大きく下落したのは、携帯
電話の海外生産比率が上昇したためだと分析される。実際に携帯電話を除いた我が国のIT輸出額は114億ドルで、
昨年同期比4.5%も増加した水準だ。1〜5月の累積輸出額でも携帯電話を除けば0.5%増加している。
三星電子やLG電子など携帯電話メーカーの海外生産率は2011年の77%から、今年第1四半期には80.1%まで増加
した。特に高付加価値製品であるスマートフォンの場合、昨年は56.8%を海外で生産していたが、今年第1四半期には
79.7%まで海外生産率が増えた。このため5月の我が国携帯電話輸出額は、昨年同期より36.7%も減った15億5000万
ドルで終わった。
半導体の場合、システム半導体分野の好調によって42.5億ドルの黒字を記録した。我が国のシステム半導体輸出
額は19億ドルで、昨年同期比32.6%も増加した。
LCD(液晶表示装置)などディスプレイパネルは、ユーロ2012・ロンドンオリンピックなどスポーツ特需効果で5月に
入って輸出減少率が縮小した。昨年同期比で輸出額は0.2%減った27億ドルを記録した。
知識経済部は“2012年IT輸出は、ヨーロッパ財政危機など世界的な経済不確実性にともなう、PC・TV需要減少が
続いているが、ユーロ2012やロンドンオリンピックのような一時的機会要因も作用するものと見られる”と分析した。