【政治経済】平成床屋談義 町の噂その479

このエントリーをはてなブックマークに追加
370日出づる処の名無し
ハンス・ハーマン・ホップ教授インタビュー 2012年5月4日
http://thegodthatfailed.org/2012/05/31/professor-hoppes-new-book-der-wettbewerb-der-gauner-the-competition-of-crooks/

(前略)

・・・我々はポルトガル、スペイン、イタリア、そして最終的にドイツにまで広がる国家破産を経験しなければ
ならないでしょう。そうなってようやく、今多くの人々が既に薄々感付いていること、欧州連合とは、ドイツ・
オランダからギリシャ・スペイン・ポルトガル等への、所得と富の再分配の巨大機構に過ぎないということが
全ての人に明らかになるでしょう。

しかし、それだけではありません。その同じ狂気、その同じ滅茶苦茶が、個々の国の内部でも起こっている
ということも明らかになるでしょう。ババリア・バーデン=ヴュルテンベルクから、ブレーメン・ベルリンへの、
小さな町Aから小さな村Bへの、会社もしくは産業から別のものへの、スミスからジョーンズへの再分配です。
そして常に同じ邪道な型に従うということ。より生産的な国、地域、場所、会社、個人から、より生産的でない、
もしくは全く生産的でない者への再分配です。破産はそのすべてを劇的に明るみに出します。

そしておそらく最終的に、その時民主制は、これらの汚い手口すべてがその名の下に行われてきましたが、
共産主義の特に狡猾な形でしかないということ、この不道徳な経済上の狂気を動かしてきた、そしてそれに
よって自分たちを個人的に富ませてきた、もちろん自分たちが引き起こした損害の賠償責任も決して負わない
政治家たちは、共産主義の卑劣な悪人共に過ぎないと、そう理解するに至るでしょう。

我々を今苦しめている致命的な状況に原因として責任があるのが、民主制なのです。
生産的な人々の数が絶えず減少して行きます。その減少する生産的な人々の所得と富を、寄生的に消費
している人数が着実に増えていきます。これが長期的に上手く行くことはあり得ません。
371日出づる処の名無し:2012/06/03(日) 01:16:38.78 ID:bWbvPCE4
>>370

この民主制のトランプの家全体がまだ完全には崩壊していないということが、たとえますます強まる
政府による首絞めに直面しても今なお莫大な、資本主義の創造力について、雄弁に語っているのです。
そしてこの事は、もしも我々がそのような寄生主義の妨げから資本主義を解放すれば、どんな経済的
「奇跡」が可能になるのかについての推量も可能にします。

この洞察が最終的に実を結ぶなら、その時は住民の階級意識が頼りです。
雇用者(資本家)と被雇用者(労働者)の間、もしくは金持ちと貧乏人の間の和解し得ない利害衝突
という、国家によって熱心に売り込まれてきたマルクス主義の神話が存在しています。
この神話が世論において優勢である限り全く何も変化しませんし、大惨事は免れ得ません。

唯一、社会の中で敵対する利害衝突は、納税者すなわち搾取される者と、税金消費者すなわち
搾取する者の間にあるものだという正しい理解が、一般に受け入れられるようになって初めて、
根本的な変化が生じることが出来ます。

言い換えると、他者によって自発的に買われ、それに応じて評価されるものを生産することによって、
自分たちの所得と資産を得ている人々の階級が一方に居て、他方に居るのが、価値を持つと考え
られるものを何も生産せずに、課税によって強制的に取り上げられた他者の所得と資産で生計を
立て、自分たちを富ませている者たち、つまり、政府の従業員全員と、政府の「生活保護」、補助金、
独占的特権の受取人たち全員です。

生産者階級がこれを理解し公然と声を上げる時、生産者たちがついに確信を持って道徳的に
優位な立場をつかみ取り、政治階級からの傲慢な説諭を道徳的に経済的に厚かましいとして拒絶し、
政治階級は寄生者の暴力団だと積極的に暴露して非難する時に限り、それらの寄生者たちを撃退し、
最終的に除去することが可能になるでしょう。

(後略)