韓米、韓EUのFTAに効果はあったのか 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20120601/46686893/1 韓米FTAには肯定効果、韓EUは…
韓米、韓EU(ヨーロッパ連合)FTA(自由貿易協定)発効は、我が国の経済にどのような影響を及ぼしたのだろうか。
ひとまず韓米FTAは、我が国の輸出と輸入規模を増加させるのに肯定的役割をし、韓-EU FTAは輸出にはそれ
ほど肯定的要因になることができなかったことが明らかになった。
1日知識経済部によれば、韓米FTAが発効した3月15日から5月14日までの間、我が国の対米輸出はFTA恩恵品
目を中心に、昨年同期より安定した増加傾向を見せた。品目別では石油製品が42%で最も高く、自動車部品15%、
ゴム製品10%などだった。しかし無線通信機器は40%減少して不振を免れなかった。
FTA協定関税を適用される果実類や飼料などの輸入が大きく増え、半導体関連品目も持続的に増加した。レモン
が172%増で最多だったほか、半導体製造用装備49%、半導体35%、オレンジ31%、飼料27%などが続いた。
知経部関係者は、"韓米FTA発効から間もないのに、FTA活用率(輸出58.7%・輸入48.2%)が高く現れているだけに、
これからはその効果がさらに表面化するだろう"と期待した。
韓EU FTAが発効された昨年7月から今年4月までの輸出は、前年同期に比べてヨーロッパ財政危機などの影響
を受けて減少した。ただし輸入は増加傾向を見せた。輸出はEUの全般的な景気低迷と、IT(情報通信)・船舶輸出
不振などによって、昨年同期より12.5%減った。
FTAと無関係な、船舶、IT(無線通信機器、半導体など)など非恩恵品目の輸出が35.4%減少したことが、対EU輸出
悪化の直接的な原因と分析された。しかし、乗用車(62.7%)、タイヤ(18.4%)、プラスチック製品(24.2%)など主要な恩恵
品目は高い増加傾向を維持した。
対EU輸入は昨年同期より15.0%増加して、我が国の全輸入増加率(13.9%)を若干上回った。航空機および部品が
414.3%で最も高く、豚肉91.6%、ワイン・ウイスキーなど酒類12.9%などだった。