現代研"欧州で危機続けば、対欧輸出最大208億ドル減少" 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/05/24/2012052401552.html ヨーロッパの財政危機が4年前の金融危機のような経済低迷につながる場合、我が国の対ヨーロッパ輸出が
最大208億ドル減少するという推定が出てきた。
現代経済研究院は24日、‘ヨーロッパ経済低迷が国内輸出に及ぼす影響’という報告書で、“ヨーロッパ連合
(EU)の輸入が20%減れば、我が国の対ヨーロッパ輸出は138億ドル減少し、30%縮小では208億ドル減るだろう”
と分析した。
金融危機直後、EUの輸入は年間20%減った。危機が最高潮に達した時には月間30%まで減少した。昨年我が
国のヨーロッパ輸出は557億ドルで、全輸出額5552億ドルの約10%を占めた。
報告書は、“ヨーロッパ危機が長引けば、全般的な国際交易を萎縮させる結果を招くだろう”と指摘した。特に
造船業で輸出への打撃が最も大きいと分析された。造船業のヨーロッパ輸出規模は生産量の20%近くにのぼる。
主な輸出品である自動車(4.9%)とIT(4.8%)業種も、ヨーロッパ輸出率が高いために影響は少なくないと予想された。
逆に化学(1.2%)と鉄鋼(1.1%)など基礎産業の場合、輸出率はそれほど高くない。
チュ・ウォン現代経済研究院首席研究員は、“産業ごとに主力商品およびサービスに対する消費税減免、金融
支援拡大など、より積極的な努力が必要だ”として、“中東、中南米などの非主力交易対象地域に対する積極的
な輸出振興努力も欠かせない”と話した。