三星・アップル‘特許交渉’手ぶら決裂
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=105&oid=022&aid=0002399798 チェ・ジソン三星電子副会長とティム・クックアップル最高経営者(CEO)が、米国サンフランシスコで二日間特許訴訟交渉を行ったが、特
別な成果を上げることができなかった。これに伴い、現在の進行中の訴訟が長期化するものと見られる。
23日、三星電子は“アップルとの議論された事項に対して、言及することはできない”と明らかにした。アップルも交渉結果に対して、立場
を明らかにしていない。業界は、三星電子とアップルが言葉を慎むのは、秘密維持次元というより、言及するほどの成果が全くなかったた
めという分析を出している。交渉が決裂したという話だ。
すでに交渉前から三星電子と特許専門家たちの間では、特別な成果を上げるのが難しいという展望が出回った。三星電子とアップルの
出会いは、裁判所の命令に従ったものであるためだ。今後、裁判で不利な状況に置かれないために、やむをえず応じただけで、問題を解
決できる契機や糸口がなかったというのが特許専門家たちの大まかな見解だ。交渉が進行中であるにも関わらず、アップルは22日に米
国裁判所にギャラクシータブ10.1の販売禁止仮処分訴訟をはやく進行してくれと要求するなど、かえって攻勢を強化した。
これに伴い、昨年4月のアップルの攻勢で始まった双方の特許戦争は、退屈な消耗戦の様相を帯びる展望だ。ドイツの知識財産権専門
家のフロリアン・ミュラーは、双方が訴訟のために年間1億ドルを支出していると推定した。
三星電子とアップルは、現在9ヶ国で30件余りの訴訟を行っているが、双方が全てで明確な勝利をおさめられずにいる。裁判速度が最も
速いのはドイツで、4件の本案訴訟判決が下され、全て棄却された。今年の上半期中に残っている2件の訴訟も、1審判決が下される予定だ。
韓国、日本、イタリアでは、双方の訴訟と関連した本案審理が進行中で、米国では7月末に初めての本案審理が始まる。残りの国家は、
まだ本案心理日程さえ決まっていない。
双方の訴訟は3審まで続く可能性が大きいため、最終的な勝者が決まるまでには数年かかると予想される。
世界日報:オム・ヒョンジュン記者