経済トップ'市場なだめ'、"韓国の経済基礎丈夫…必要ならば出る" 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/05/18/2012051801408.html http://image.chosun.com/sitedata/image/201205/18/2012051801290_0.jpg ギリシャに続いてスペインまでバンクラン(大量預金引き出し事態)が広がったという報道を受け、18日の金融
市場が不安定になったことから、政府経済部署首長が‘市場なだめ’に出た。これらの共通したメッセージは
‘私たちの経済の基本体力は丈夫であり、政府が万全の対策をしているので不安に思う必要はない’とのこと
だった。また必要な場合、危機状況シナリオによりコンティンジェンシープラン(危機対応対策)を実行するという
方針も、繰り返し明らかにした。
パク・ジェワン企画財政部長官は18日午前、物価関係長官会後に記者らと会い“我が国の経済ファンダメン
タルに比べて、金融市場が敏感に反応している”として、“最近一週間の間は変動幅があまりに大きかった”と
明らかにした。パク長官は“政府は多様な状況を想定したコンティンジェンシープランを用意するなど、万全の
準備をしているので心配しなくても良い”と強調した。
同じような見解はキム・ソクトン金融委員長も述べた。キム委員長はこの日、ソウル ウェスティン朝鮮ホテル
で開かれた世界経済研究院国際カンファレンス基調演説後に記者らと会い、“ヨーロッパの経済危機が韓国に
及ぼす影響は大変少ない”として、“必要ならばいつでも措置をするだろう”と強調した。彼は“すでに危機状況
に備えて、貯蓄銀行構造調整、家計負債緩和、外国為替健全性確保などの色々な措置をしてきた“として、
”特に外国為替健全性は相当な進展があるので、現在の市場状況に対して憂慮していない”と明らかにした。
キム委員長はこの日、コスピ指数がヨーロッパ発憂慮から1800を割り込んだことに関連して、“現在は外国人
投資家が、自分たちの困難のために投資資金を回収する時期だ”と説明した。 また”年金基金は国民財産なの
で(安易に投じられず)現在としては資金を投じることはない”として、株式市場資金投入の可能性を一蹴した。
キム・チュンス韓国銀行総裁もこの日、市中銀行トップとの金融協議会議で“ヨーロッパが危機でもアジアは
大丈夫だ”として、“韓国は開放度が大きいために他の国より敏感に反応するが、すぐ回復するだろう”と話した。
彼はまた、危機解決方法について“アジアが共助を通じて世界経済を導き、ヨーロッパでは政治的不確実性を
排除して誤りを解決することだ”と明らかにした。
経済首長のこのような発言にもかかわらず、コスピ指数は落ち幅を回復できず、午後2時1分現在で前日より
55.80ポイント(3.02%)落ちた1789.53を記録している。コスダック指数も451.22で16.86ポイント(3.61%)落ちた。ウォン
ドル為替レートは8.4ウォン(0.72%)上昇(ウォン安)した1172.40ウォンを記録中だ。