韓国国庫債の力! 平均応札率459.4%売るものがない 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/3/01/20120523/46447674/1 http://news.donga.com/IMAGE/2012/05/23/46447668.1.jpg http://news.donga.com/IMAGE/2012/05/23/46447670.1.jpg ギリシャ事態で世界の金融市場が揺れ動いているが、韓国国庫債(Government Bond)発行市場はユーロ
圏危機は‘他の国の話’だ。スペイン、イタリアなどユーロ圏危機国家の国債金利は、投資家が否定的に見て
いるために連日最高利率値(債権価値は下落)を書き換えているが、韓国国庫債は毎月応札率新記録を更新
して、最高の人気を謳歌している。
22日企画財政部によれば、4月末現在の国庫債平均応札率は459.4%で、全国庫債の平均応札率が400%を
超えたのは今年が初めてだ。特に5年満期国庫債は昨年12月の440.9%を始まりに、今年5月(478.3%)まで3月を
除いて毎月応札率記録を更新している。政府が国の財政に必要な資金調達のために毎月国庫債を発行すれ
ば、証券会社や銀行など政府から参加資格を受けた国庫債専門ディーラー(PD)がこれに応じるが、この時に
応札率が高いということは、それだけ国庫債を買うための競争が激しいという意味だ。キム・ジンミョン財政部
国債課長は“応札率は歴代最高水準だが、追加発行はせずに毎月均等発行基調を継続する”と話した。
世界金融危機の真っ最中だった2008年9月には、10億ドル規模の外国為替平衡基金債権(外平債)発行に
失敗して第2の外国為替危機説まで出回っていたことと比べると、最近の国庫債発行条件は見違えるように
良くなったのだ。
国庫債人気がこのように高まった最大の理由は、世界的に金融市場状況が悪化したために、安全資産選好
現象が強くなったためだ。特に韓国が世界経済が低迷している状況でも堅実な経済成長を持続しているために、
韓国国庫債に対する国内外投資家の信頼が高まった影響が大きかった。最近では高額資産家を中心に個人
投資家が物価連動国庫債などに直接投資する動きまで生じていて、主な証券会社が物価連動国庫債入札代行
サービスまで乗り出している。
(1/2) つづきます
>>414 つづきです
三星証券FICC(債権・外国為替)運用チーム シン・ホソプ部長は、“金融市場状況の悪化により株式よりリスク
が低い債権の人気が高まったうえに、国庫債を望む需要に比べて供給物量が不足しているため、応札率が急
上昇している”と話した。
国庫債人気が高まっていることから、財政健全性強化と債権市場安定を同時に考えなければならない政府は
苦悶に陥った。財政部は当初、来年の均衡財政を達成するために赤字国債(新しく金を借りるために発行する
国債)発行をしない方針だったが、市場からは“国庫債発行があまりも少ないと、金利が歪曲されることになる”と
いう声が出てきている。 コン・トンナク トーラス投資証券研究員は“国庫債金利は、韓国経済の温度計の役割を
するのに、需要に比べて供給が不足すると、市中の資金流通が円滑でなくなることもある”と憂慮した。
(2/2) 以上です