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米国の現代エラントラ所有者"エアーバックで耳が切れた"　【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2012/05/15/2012051500369.html

　米国連邦道路交通安全局(NHTSA)は14日(現地時間)、2012年型現代自動車エラントラ(国内名アバンテ)
乗用車のエアーバックの安全性調査を始めた。この自動車を運転していたあるドライバーが、側面エアー
バックのために耳が半分ほど切られたと主張したことに伴うものだ。

　NHTSAはこの日、今まで販売された2012年型エラントラ12万3000台で、同様の事故が発生しうるのかに
ついて調査中だとウェブサイトを通じて明らかにした。2012年型エラントラは1月に、デトロイト自動車ショーで
‘北米地域今年の自動車’に選ばれるほど人気が高いモデルだ。

　問題のドライバーは先月7日、事故が発生直後にエアーバックが膨らんだ際、金属の支持棒も同時に飛び
だして自分の耳が切れたとして、場合によっては首を切られることもおこりえた状況だったと主張していること
が分かった。このドライバーはNHTSAに対し、飛び出した金属支持棒など事故当時の写真も数枚添付して
送っていることが分かった。

　この通報を受け付けたNHTSAは、“金属の部分が運転者の耳と顔に裂傷を生じさせたと見られる”として、
安全上の問題があるのか調査することを決めた。

　現代車の広報担当者はAP通信に送ったEメールで、“2012年型エラントラと関連して側面エアーバックに
問題は提起されたことがなかった”と明らかにして、NHTSAの調査に協力すると話した。

　ロイター通信によれば、現代エラントラは米国で現代車のセダンのうちソナタに次いで多く売れている車種で、
今年第1四半期の販売台数は前年同期比3.3%落ちた6万100台だった。