短期資金流入、新興国より最大2倍はやい 【ニューシス 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20120513/46207245/1 http://news.donga.com/IMAGE/2012/05/13/46204551.3.jpg 資本流入の変動性緩和必要
金融機関自ら流動性確保すべき
我が国に流入している株式や債権投資金など随時輸出入性資本の比率が、新興国より2倍ほど高いことが
分かった。特に流入の速度も新興国より最大2倍ほど早く、急激な資本流入の変動性を緩和させるマクロ健全
性対策を用意しなければならないという主張が提起された。
12日韓国銀行経済研究院のパク・ハイル、イ・デヨプ国際経済研究室専門研究員とチョン・キュイル室長は、
このような内容が盛り込まれた'資本自由化以後韓国の資本移動形態'報告書を発表した。今回の報告書は
'BOKイシューノート'の最初の結果だ。
報告書では、我が国に流入した外国人資本のうち株式と債権投資、借入など随時輸出入性資本の比率が
83%に達していることが明らかになった。新興国40ヶ国の平均が49%であるのに比べて対照的だ。イ・デヨプ
研究員は"経済発展段階が成熟するほど、直接投資よりも株式投資や債権投資など短期収益を目的とする
資本が多く流入する傾向がある"として、"多様な新興国を包括する全体平均に照らしてみると、我が国の随時
輸出入性資本の比重はやや高い"と指摘した。
随時輸出入性資本の比率だけでなく、速度の面でも新興国より早かった。2000年から2010年まで、我が国の
外国人資本流入速度は3.3%で、新興国40ヶ国平均(3.1%)に近かった。しかし株式投資資本の流入の速度(1%)は
新興国(0.6%)より1.7倍、債権投資資本(1.8%)は新興国(1.3%)より1.4倍はやかった。借入れ金の流入速度も新興
国より1.4倍はやかった。ただし直接投資資本では、新興国の流入速度(1.2%)が韓国(0.3%)より4倍はやかった。
パク・ハイル研究員は"全体的に、我が国は新興国より随時入出入城資金の流入速度が1.5〜2倍程度はやい"
として、"株式投資は流入規模の差が大きい点が、債権投資や借入は流入期間が短い点が速度上昇の主な
要因だ"と説明した。続けて"資本流入速度が速いということは、韓国金融市場の流動性が豊富で外国人投資家
が安心して、投資後もいつでもお金を持っていくことができるという意味"として、"しかし資本流入速度が速いと
いうことは、私たちにはリスク要因だ"と憂慮した。
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