ソロモン貯蓄銀で預金引き出し事態、本店ロビーに600人以上 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/05/04/2012050401038.html http://image.chosun.com/sitedata/image/201205/04/2012050400912_0.jpg 貯蓄銀行業界で資産規模1位のソロモン貯蓄銀行本・支店で、4日から預金引き出し事態が拡大している。
前日林錫(イム・ソク)ソロモン貯蓄銀行会長がある報道機関とのインタビューで、営業停止対象になる可能
性が高いということを暗示する心情を吐露した内容が伝わったためと見られる。
この日ソロモン貯蓄銀行本店には営業開始前から顧客が各地から集まり、午前10時20分現在で待機中の
顧客は660人を越えた。この時間までに窓口で用事を済ますことが出来たのは55人ほど。店内には50〜60人
の顧客が順番を待っていて、店外でも顧客が三々五々集まって混雑している。
ソロモン貯蓄銀行は受付待機番号札を、営業開始20分前の午前8時40分から配り始めた。午前10時頃には
番号が一日に処理可能な600を超え、追加で番号札が配られないことに顧客が抗議する騒動もあった。
50代のある女性は"午前7時30分ごろ来た"として、"昨日からニュースで伝えられた内容を聞いて、焦って
朝早く出てきた"と話した。80代のある男性は"今日満期の5000万ウォン以下の預金を下ろしに来た"として、
"営業停止されるというニュースを聞いていなければそのままにしていたはずだが、不安なのでお金を取り戻し
に来た"と話した。
近くにあるソロモン貯蓄銀行テヘラン路支店も、顧客が集まって混雑している。同じ時間に番号札が300を
越え、開店から60人ほどの顧客が用事を終えた。支店内には50人あまりが順番を待って集まっている。ソロ
モン貯蓄銀行関係者は"5000万ウォン以下の預金客が、中途で引き出していく例が大半"と伝えた。ソロモン
貯蓄銀行本・支店では、前日も普段より5〜6倍多い500億ウォンの預金が流出していった。ソロモン貯蓄銀行の
流動性は8000億ウォンほどだと伝えられている。
一方金融当局などによれば、業界10位以内の大型貯蓄銀行3行と、小型貯蓄銀行1行の4行が、今週末に
営業停止措置を受ける可能性が高いと知らされた。これら貯蓄銀行が営業停止された場合は、預金者保護を
受けられない5000万ウォン超過預金(元金と利子合計額)と劣後債規模は6000億ウォンに達していて、莫大な
被害と社会的混乱が予想される。