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三星電子“OLEDテレビパネル、LG製品購買検討” 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20120426/45827288/1
“供給多角化で競争力確保”、自尊心捨てて異例的選択
TV発売は下半期に遅れる見通し

 三星電子が有機発光ダイオード(OLED)TVに使用するパネルを、LGディスプレイから購入する案を検討
している。パネルはTVの画質を左右する核心部品で、三星とLGはこれまで自尊心などを理由にして相手
方のパネル購入には消極的だった。

 三星電子高位関係者は26日、“今年発売するOLEDテレビに使用するパネルの一部を、LGディスプレイ
から購入する案を検討中”として、“希望する品質が実現できるならば、競争会社の部品も採択することが
できる”と明らかにした。

 このような変化は、OLEDパネルを生産する三星モバイルディスプレイとLGディスプレイが技術流出問題で
法廷戦を行っている状況では極めて異例だ。三星電子は2000年代中盤、欧州市場で自社生産していない
37インチ液晶TVを発売する時も、LGディスプレイではなく台湾業者からパネル供給を受けたことがある。

 今回の購買検討は、名分より競争力を高めようとする実利次元と解釈される。三星モバイルディスプレイ
は赤緑青(RGB)方式を、LGディスプレイはホワイト(W)OLED方式を主力としている。最近三星電子は二つの
方式のOLEDテレビを出す‘ツートラック’戦略を駆使することを決めた。多様な製品群を用意して市場を先行
獲得するためだ。現在、三星モバイルディスプレイ内部でもWOLED方式を開発していると伝えられたが、O
LEDテレビ市場先行獲得のためには待ち続けることはできないというのが三星電子の考えだ。

 供給多角化で価格競争力を高めるという意図も含まれている。今月初め三星電子LCD事業部は三星ディ
スプレイへ分社され、7月には三星モバイルディスプレイと合併することになる。これに伴い、今まで社内から
パネルを供給される時とは違い、価格交渉が可能になると展望される。三星ディスプレイとLGディスプレイで
低い価格を提示する側からパネルを購買できるようになる。

 一方OLEDテレビは予想より遅れた、今年下半期(7〜12月)に発売されると予想される。三星電子とLG電子
は、当初ロンドンオリンピック以前に出す予定だったが収率と品質を安定させることが容易ではないためと
解説される。三星電子関係者は“最大限日程に合わせるようにしているが時期を確定しにくい”と話した。LG
電子側も“品質完成度を高めるのが問題”としてやや遅れることもあると伝えた。