公企業借金543兆…ますます‘雪だるま’
http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=101&cid=302839&iid=14706314&oid=022&aid=0002376256&ptype=011 http://imgnews.naver.com/image/022/2012/03/22/20120322020014_0.jpg 現政権になって4年間に増えた公企業金融負債が、200兆ウォンを越えることが明らかになった。これに伴い、公企業が抱える金融負債は、
昨年末540兆ウォンを突破した。
公企業の借金が雪だるまのように増えたのは、中央では財政資金で充当しなければならない各種事業費を公企業に押し付けて財政健全
性を‘粉飾’し、地方では地域開発を前面に掲げて、借金をむちゃくちゃに引き込んだ結果と分析される。
財政専門家たちは“公企業の借金は、隠された国の借金”としながら“速い速度で増加する公企業の借金が、財政の危機対応能力を枯渇
させる可能性がある”と指摘している。
21日、韓国銀行によれば、2008年のイ・ミョンバク政府スタート以後4年間に公企業金融負債は204兆9000億ウォン増えた。昨年末基準の
残額は543兆8000億ウォン. これは韓国政策金融公社などいくつかの金融公企業を除いた数値だ。年末を基準として、公企業金融負債が
500兆ウォンを超えたのは初めてだ。今年も国内外大型事業に対する公企業投資が続くだけに、年末には公企業金融負債が600兆ウォン
に肉迫する展望だ。
ノ・ムヒョン政府の時と比較すると、現政権の公企業借金増加速度ははるかに速い。 ノ・ムヒョン政府の5年間で増えた公企業借金は135兆
8000億ウォンだ。公企業の金融負債増加率は、ノ・ムヒョン政府の場合66.8%、任期を1年ほど残したイ・ミョンバク政府では60.5%だ。
中央・地方政府と国民年金基金など社会保障機構を含んだ政府部門金融負債も大きく増加した。イ・ミョンバク政府の4年間で158兆5000億
ウォン増えた。ノ・ムヒョン政府の5年間では137兆2000億ウォン増加した。
さらに大きな問題は、公企業が金融資産より金融負債をさらに多く増やしたという点だ。金を借りて投資すれば資産も増える。しかし、現政
権の4年間で公企業の金融資産は61兆4000億ウォン増えただけだ。増加率は46.1%に終わり、金融負債の増加規模に比べれば30%に過ぎない。
(続く)
>>163 公企業の金融負債が急増したのは、中央政府の国策事業に公企業が動員され、地方自治体の場合‘地域開発をする’として地方公企業
を通じて大規模資金を調達したためだ。‘開発ポピュリズム’の結果ということができる。
4大河川事業を抱え込んだ韓国水資源公社は、資産対応負債比率が2007年16%から昨年6月末基準101.8%まで沸き上がった。くつろぎの
場所・賃貸住宅事業を一手に引き受けている韓国土地住宅公社(LH)は、2010年末負債比率が559.3%に達する。
借金が多いため、膨大な利子負担で公企業の財務健全性が不十分になるのは火を見るより明らかだ。セヌリ党のイ・ハンク議員室によれ
ば、2010年末に27公企業の利子費用だけで年間8兆2000億ウォン、一日224億ウォンに達する。
イ・ジョンス漢城大行政学科教授は“現政権になって政治権力が政府の財政負担を公企業に押し付け、公企業の経営効率性監視を疎か
にした面がある”と指摘した。
世界日報:ファン・ケシク記者