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農食品貿易赤字、10年で3.75倍に 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20120311/44688424/1 http://news.donga.com/IMAGE/2012/03/11/44688423.1.jpg 相次ぐ市場開放と、価格変動ごとに輸入増やしたため
政府育成策は数年間停滞
我が国の農食品貿易赤字規模が、10年ほどで約4倍まで大きくなっていたことが分かった。相次いだ市場
開放措置で農食品が急増したうえに、最近のハクサイ波動、唐辛子波動、豚肉価格暴騰などで物価が上下
するたびごとに、政府が輸入農産物カードを使ったためだ。逆に国内農家と食品会社に対する輸出支援政策
は、相当数が数年目停滞を続けていて、実効性ある措置が必要だと指摘されている。
11日農水産食品流通公社の国内農食品輸出入実績資料によれば、昨年我が国の農食品輸出は76億9000
万ドル、輸入は331億8400万ドルで、254億9400万ドル(28兆5277億ウォン)の赤字を出した。このような赤字幅
は史上最大規模で、2000年(68億700万ドル)と比較すると3.75倍にも増えている。
韓国農村経済研究院は“過去10年間続いた農産物市場開放拡大で、輸入額と物量の両方が大きく増えた”
として、“特に昨年は口蹄疫の影響で畜産物輸入が前年比65%増え、果実や野菜などの輸入も30%以上増加
したため”と分析した。農林水産食品部は、政府が最大政治的功績に農食品輸出増加を挙げているが、輸入
まで見れば農食品の貿易不均衡がさらに深刻化されているのだ。
こうした状況のため、政府の農食品産業および輸出育成政策も何年も停滞状態であることが分かった。代表
的な例が、全北(チョンブク)益山(イクサン)国家食品クラスター事業だ。農食品部が2720億ウォンを投資して
作ると明らかにしたこの事業は、2015年の完工を目標にしているが用地は今も荒野だ。農食品部はここに国内
外食品企業150社と、大学や研究所などを誘致するとしているが、入居意向を打診した47企業に大企業は1社も
ない。国内食品大企業のある関係者は、“経営費用、物流、研究開発(R&D)等の色々な面で魅力がないのが
事実”として、“食品企業のない食品団地にならないか憂慮される”と話した。
また別の食品業界関係者は、“現在の国内食品企業の85%が社員5人以下の‘雑貨屋’水準”として、“業界の
実情を反映した、現実的で内実ある輸出支援策が用意されなければならない”と指摘した。